CFDを始めるときに、
「どのCFD会社を選べばいいの?」
「会社によって何が違う?」
「初心者は何を比較すればいい?」
と迷う方もいるでしょう。
CFD会社は、取扱銘柄だけでなく、最低取引数量、スプレッド、取引時間、取引ツールなどにも違いがあります。
そのため、単純に「有名だから」「取扱銘柄数が多いから」という理由だけで選ぶのではなく、自分が何を取引したいのかを決めたうえで、必要な取引条件を比較することが重要です。
例えば、日経225やNASDAQ100などの株価指数を取引したい人と、自動売買を利用したい人では、重視するポイントが異なります。
この記事では、CFD会社を選ぶときに比較したいポイントや、主なCFDサービスの特徴について初心者向けにわかりやすく解説します。
CFD会社は何を比較して選べばよい?
CFD会社を選ぶときに最初に考えたいのは、自分が何を取引したいのかです。
CFD会社によって、
- 取扱銘柄
- 最低取引数量
- 必要証拠金
- スプレッド
- 各種調整額
- 取引時間
- 取引ツール・スマホアプリ
- 自動売買などのサービス
に違いがあります。
例えば金を取引したいのであれば、まず金CFDを取り扱っている会社を候補にします。
そのうえで、必要資金やコスト、取引時間などを比較します。
基本的には、
取引したい銘柄を決める
↓
その銘柄を取り扱っているCFD会社を探す
↓
取引条件やサービスを比較する
という順番で考えると選びやすくなります。
CFD会社の主な違いを比較
CFD会社には、それぞれ取扱商品やサービス内容に特徴があります。
主なCFDサービスの違いを大まかに整理すると、次のようになります。
| CFD会社 | 主な取引対象 | 株式CFD | 自動売買 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| DMM CFD | 株価指数・商品 | ― | 非対応 | 主要な株価指数・商品CFDを中心に取引できる |
| GMOクリック証券 | 株価指数・商品・米国株など | 対応 | 非対応 | 幅広いCFDと小さい取引数量に対応する銘柄がある |
| IG証券 | 株価指数・商品・国内外株式など | 対応 | 非対応 | 幅広い市場・銘柄を取り扱う |
| Plus500証券 | 株価指数・商品・国内外株式・ETFなど | 対応 | 非対応 | 複数の市場を一つの取引環境から利用できる |
| トライオートCFD | 株価指数・バラエティCFDなど | ― | 対応 | 裁量取引に加えて自動売買を利用できる |
※取扱銘柄やサービス内容は変更される場合があります。実際に利用する際は各社の最新情報を確認してください。
CFD会社を選ぶときは、会社全体の銘柄数だけではなく、自分が取引したい銘柄・必要資金・コスト・取引時間・取引方法を比較することが重要です。
CFD会社を選ぶときの7つの比較ポイント
CFD会社を比較するときは、一つの条件だけを見るのではなく、自分の取引目的に関係する項目を確認することが重要です。
1.取引したい銘柄を取り扱っているか
最初に確認したいのが取扱銘柄です。
CFDでは、
- 日経225
- NYダウ
- S&P500
- NASDAQ100
- 金
- 銀
- 原油
- 株式CFDなど
さまざまな市場を取引できます。
ただし、すべてのCFD会社が同じ銘柄を取り扱っているわけではありません。
取扱銘柄数が多くても、自分が取引したい銘柄がなければ意味がありません。
そのため、
「どの会社が最も多くの銘柄を扱っているか」
よりも、
「自分が取引したい銘柄を扱っているか」
を優先して確認しましょう。
日経225やNASDAQ100などの株価指数については、
参考記事:「株価指数CFDとは?仕組み・特徴・リスクを解説」
で詳しく解説しています。
金や原油などについては、
参考記事:「商品CFDとは?金・原油などを取引する仕組みを解説」
も参考にしてください。
CFD会社ごとの株価指数・商品・株式CFDの取扱状況を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:「CFD会社の取扱銘柄を比較|株価指数・商品・株式CFDのラインアップを確認」
2.最低取引数量・必要資金を比較する
CFDでは、会社や銘柄によって最低取引数量が異なる場合があります。
最低取引数量が小さければ、比較的少ない資金から取引しやすくなることがあります。
少額からCFDを始めたい場合には、特に確認したいポイントです。
ただし、
最低必要証拠金=安全に取引できる資金
ではありません。
必要証拠金ぎりぎりの資金で取引すると、少しの価格変動でも証拠金維持率が低下し、ロスカットに近づく可能性があります。
最低必要額だけでなく、相場変動に備えた余裕資金も考えましょう。
3.スプレッド・手数料などの取引コストを比較する
CFD会社を選ぶときには、取引コストも重要です。
代表的なコストの一つが、買値と売値の差であるスプレッドです。
取引手数料が無料の場合でもスプレッドなどのコストがあるため、
「手数料無料=取引コストがゼロ」
とは限りません。
また、スプレッドは銘柄や相場状況によって変化する場合があります。
特に短期売買を繰り返す場合は、取引ごとのコストも確認しておきましょう。
スプレッドや手数料など、CFDの取引コストの仕組みについては以下の記事で解説しています。
参考記事:「CFDのスプレッド・手数料・取引コストを解説」
日経225・NASDAQ100・金・原油など、主要銘柄のスプレッドをCFD会社ごとに比較したい方はこちらも参考にしてください。
参考記事:「CFD会社のスプレッドを比較|日経225・金・原油など主要銘柄の取引コストを確認」
4.各種調整額を確認する
CFDでは、スプレッド以外にも、銘柄や取引サービスによって各種調整額が発生する場合があります。
代表的なものには、
- 金利調整額
- 価格調整額
- 権利調整額
などがあります。
どの調整額が関係するかは、商品やCFD会社によって異なります。
特にポジションを持ち越す場合は、売買時のスプレッドだけでなく、保有中に発生する可能性があるコストも確認しておくことが重要です。
5.取引時間を比較する
CFDは、銘柄によって取引できる時間が異なります。
例えば、
- 日本の株価指数
- 米国株価指数
- 金
- 原油
では、取引可能な時間帯が同じとは限りません。
「仕事が終わった夜に取引したい」
「米国市場が活発になる時間帯に取引したい」
など、自分の生活時間と取引時間が合っているかも確認しましょう。
また、平日の長い時間帯で取引できる銘柄でも、メンテナンスなどによって取引できない時間帯があります。
CFD会社によって、主要銘柄の取引時間や取引休止時間は異なります。夜間・早朝の取引を重視する場合は、取引したい銘柄の取引可能時間も比較しておきましょう。
参考記事:「CFD会社の取引時間を比較|日経225・NASDAQ100・金・原油の取引可能時間を確認」
6.取引ツール・スマホアプリを比較する
実際に利用する取引ツールの使いやすさも重要です。
例えば、
- チャートの見やすさ
- 注文の出しやすさ
- テクニカル指標
- スマホアプリの操作性
- PCでの取引環境
などを確認します。
高機能なツールが必ずしもすべての人に使いやすいとは限りません。
初心者の場合は、必要な情報を確認しやすく、注文操作を迷わず行えるかという視点でも比較するとよいでしょう。
参考記事:「CFD取引ツールを比較|PC・Webのチャート・注文機能・使いやすさを解説」
参考記事:「CFDのスマホアプリを比較|初心者向けに機能・使いやすさ・選び方を解説」
7.自動売買など独自のサービスを比較する
CFD会社によっては、通常の裁量取引以外のサービスを提供しています。
代表的なのが自動売買です。
自分でチャートを見て売買する方法だけでなく、あらかじめ設定したルールに沿って自動的に売買するサービスもあります。
そのため、
自分で売買判断を行いたいのか
それとも、
自動売買も利用したいのか
によって、比較するCFD会社が変わる場合があります。
ただし、自動売買を利用しても利益が保証されるわけではありません。
参考記事:「CFDの自動売買とは?仕組み・メリット・リスクを解説」
目的別に見るCFD会社の選び方
CFD会社を選ぶときに重視するポイントは、取引したい商品や取引方法によって異なります。
| 目的 | 特に確認したいポイント |
|---|---|
| 株価指数CFDを取引したい | 取扱指数・スプレッド・最低取引数量・取引時間 |
| 金・原油などを取引したい | 商品ラインナップ・スプレッド・各種調整額・取引時間 |
| 少額から始めたい | 最低取引数量・必要証拠金 |
| 自動売買を利用したい | 自動売買への対応・設定方法 |
| 幅広い市場を取引したい | 取扱商品の種類・取扱銘柄 |
すべての条件で優れている会社を探すのではなく、自分が重視する条件を決めて比較することがポイントです。
金・銀・原油・天然ガス・銅・プラチナなど、商品CFDに絞って証券会社を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:「商品CFDにおすすめの証券会社を比較|取扱銘柄・コスト・特徴を解説」
主要CFD会社の特徴
ここでは、DMM CFD、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券、トライオートCFD、の特徴を簡単に確認します。
DMM CFD
DMM CFDは、株価指数や商品を対象としたCFDを取引できるサービスです。
日経225などの株価指数や金・原油などを、自分で相場を分析しながら裁量取引したい場合の比較候補になります。
PCだけでなくスマートフォンからも取引できるため、利用する場合は取引したい銘柄の取扱状況やスプレッド、取引時間などを確認しましょう。
DMM CFDの取扱銘柄やレバレッジ、取引コスト、取引ツールなどについては、
参考記事:「DMM CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
で詳しく紹介しています。
GMOクリック証券
GMOクリック証券では、日経225やNASDAQ100などの株価指数、金・原油などの商品、米国株などを対象としたCFDを取り扱っています。
一部の商品では比較的小さい取引数量から取引できるほか、主要CFDについてスプレッドの過去実績を公表していることも特徴です。
株価指数だけでなく、商品や米国株など複数の市場をCFDで取引したい場合の比較候補になります。
GMOクリック証券CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「GMOクリック証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
IG証券
IG証券では、株価指数・商品・国内外の株式など、幅広い市場を対象としたCFDを取り扱っています。
日経225やNASDAQ100などの主要株価指数だけでなく、金・原油などの商品や個別株CFDまで取引対象を広げたい場合に確認したいサービスです。
銘柄によって取引時間や最低取引数量、取引コストなどが異なるため、自分が実際に取引する商品の条件を確認しましょう。
IG証券CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「IG証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
Plus500証券
Plus500証券では、株価指数・商品・国内外の株式・ETFなど、複数の市場を対象としたCFDを取り扱っています。
一つの取引プラットフォームから複数の資産クラスへアクセスできるため、株価指数だけでなく商品や個別株などにも取引対象を広げたい場合の比較候補になります。
必要証拠金や最低取引数量、スプレッド、取引時間などは銘柄によって異なるため、実際に取引する商品の条件を確認することが重要です。
Plus500 CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「Plus500 CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
トライオートCFD
トライオートCFDは、裁量取引に加えて自動売買にも対応していることが特徴のCFDサービスです。
株価指数CFDのほか、ETFなどを原資産とするバラエティCFDも扱われています。
そのため、通常の裁量取引だけでなく、あらかじめ設定したルールによる自動売買も利用したい場合の比較候補になります。
ただし、自動売買でも相場環境によって損失が発生する可能性があるため、運用状況や口座資金を確認しながら利用することが重要です。
トライオートCFDの取扱銘柄や自動売買の仕組み、レバレッジ、取引コストについては、
参考記事:「トライオートCFDとは?特徴・自動売買の仕組み・メリット・デメリットを解説」
で詳しく紹介しています。
初心者がCFD会社を選ぶときの注意点
CFD会社を選ぶときは、特定の条件だけで判断しないことが重要です。
取扱銘柄、最低取引数量、コスト、取引時間、取引ツールなどを総合的に比較しましょう。
また、「最低いくらから取引できるか」だけを見るのではなく、相場が予想と反対方向へ動いた場合にも備えられる余裕資金を考えておくことも大切です。
CFD会社の比較についてよくある質問
CFD会社はどこがおすすめですか?
一つのCFD会社がすべての人に適しているとは限りません。
取引したい銘柄、必要資金、取引コスト、取引時間、取引ツール、自動売買の有無などによって適した会社は異なります。
まず自分が何を取引したいのかを決め、その条件に合う会社を比較しましょう。
CFD会社によってレバレッジは違いますか?
CFDでは、商品区分や銘柄などによって適用される証拠金率やレバレッジが異なります。
具体的な条件については、利用するCFD会社の最新の取引ルールを確認しましょう。
CFD口座の開設に費用はかかりますか?
口座開設手数料や口座維持手数料を無料としているCFDサービスがあります。
ただし、条件は会社によって異なるため、口座開設前に確認しましょう。
また、口座開設や維持が無料でも、実際の取引ではスプレッドや各種調整額などが発生する場合があります。
FX口座があればCFDも取引できますか?
会社によって口座体系が異なります。
FXとCFDの両方を提供している会社でも、CFDを利用するために別途申込みやサービス登録などが必要になる場合があります。
すでにFX口座を持っている場合でも、自動的にCFDを利用できるとは限らないため確認しましょう。
CFD口座は複数持ってもよいですか?
CFD会社によって取扱銘柄やサービス内容が異なるため、目的に応じて複数の口座を使い分けることもできます。
例えば、裁量取引と自動売買で異なるCFDサービスを利用する方法もあります。
ただし、複数口座を利用すると資金やポジションの管理も複雑になるため、初心者の場合は、まず自分の目的に合った会社から利用する方法もあります。
まとめ|CFD会社は取引したい銘柄と条件を比較して選ぼう
CFD会社を選ぶときは、単純に知名度や取扱銘柄数だけで判断するのではなく、自分の取引目的に合った条件を比較することが重要です。
主に確認したいのは、
- 取引したい銘柄を扱っているか
- 最低取引数量・必要資金
- スプレッド・手数料などの取引コスト
- 各種調整額
- 取引時間
- 取引ツール・スマホアプリ
- 自動売買など独自のサービス
です。
特に重要なのは、「一番有名なCFD会社」を探すのではなく、「自分が取引したい商品や取引方法に合ったCFD会社」を選ぶことです。
取扱銘柄やコスト、取引時間、取引ツールなどを比較し、自分の目的に合ったCFD会社を選びましょう。

