CFD会社を選ぶとき、
「PCでチャート分析しやすい会社はどこ?」
「ブラウザだけでもCFDを取引できる?」
「チャートや注文機能にはどんな違いがある?」
と気になる方もいるでしょう。
CFD会社では、ブラウザ型の取引画面やPC向け取引ツールなどが用意されていますが、チャート機能・テクニカル指標・描画機能・注文方法・画面レイアウトなどは会社によって異なります。
PCはスマートフォンより大きな画面を利用できるため、複数のチャートや銘柄を確認しながら分析・取引したい場合にも利用しやすいことが特徴です。
ただし、機能が多いツールが、すべての人に使いやすいとは限りません。
この記事では、DMM CFD、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券について、PC・Webを中心としたCFD取引ツールの特徴や比較ポイントを初心者向けに解説します。
※取引ツールの機能・動作環境・仕様などは変更される場合があります。実際に利用する際は、各社の最新情報を確認してください。
CFD取引ツールを比較
主なCFD会社のPC・Web取引環境を整理すると、次のようになります。
| CFD会社 | 主なPC・Web取引環境 | チャート・分析 | 注文・操作面の特徴 |
|---|---|---|---|
| DMM CFD | DMMCFD PLUS・DMMCFD STANDARD・プレミアチャート | テクニカル指標・描画・比較チャートなど | レイアウト変更やチャートからの注文などに対応 |
| GMOクリック証券 | Web取引画面・はっちゅう君CFD・プラチナチャート | テクニカル分析・複数チャート・比較表示など | スピード注文や専用PCツールを利用可能 |
| IG証券 | Webブラウザ版取引システム・ProRealTime | テクニカル指標・描画・高度なチャート分析など | Web上でチャート確認から注文まで行える |
| Plus500証券 | 自社取引プラットフォーム | 複数のチャートタイプ・テクニカル指標・描画など | 一つの取引環境から複数の資産クラスを管理可能 |
CFD取引ツールを比較するときは、機能数だけで判断するのではなく、自分が実際に利用するチャート・注文・画面表示を操作しやすいかを確認することが重要です。
CFD取引ツールを選ぶポイント
チャートの見やすさを確認する
CFDでは、価格の推移を確認するためにチャートを利用します。
PCでチャートを見る場合は、
- ローソク足などのチャート表示
- 時間足の切り替え
- 拡大・縮小
- 価格や時間軸の見やすさ
などを確認しましょう。
機能が豊富でも、必要な価格情報を確認しにくければ使いやすいツールとは限りません。
普段利用する時間足やチャートを見やすく表示できるかという視点で比較するとよいでしょう。
テクニカル指標・描画機能を確認する
チャート分析を行う場合は、利用できるテクニカル指標や描画機能も比較ポイントです。
代表的なものには、
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
- RSI
- 一目均衡表
- トレンドライン
- 水平線
- フィボナッチ
などがあります。
CFD会社によって、利用できるテクニカル指標や描画機能、チャートの操作方法には違いがあります。
ただし、テクニカル指標の数が多い=自分に最も適した取引ツールというわけではありません。
自分が普段利用する分析方法に必要な機能があるかを確認しましょう。
注文機能を確認する
PCの取引ツールでは、チャート分析だけでなく注文操作も重要です。
主に、
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
- 注文の変更・取消
- ポジションの決済
などを確認します。
ツールによっては、チャート上から注文したり、素早く発注したりできる機能も用意されています。
注文機能が充実していても、操作方法を理解しないまま利用すると誤発注につながる可能性があります。
特に、売買方向・注文数量・注文価格は発注前に確認しましょう。
複数のチャートや銘柄を確認しやすいか
PCでCFDを取引する場合は、大きな画面を使って複数の情報を表示しやすいことも特徴です。
例えば、
- 日経225とNASDAQ100を並べる
- 金と原油を同時に確認する
- 同じ銘柄を日足と1時間足で表示する
- 複数銘柄をウォッチする
といった使い方ができます。
取引ツールによって、複数チャート、比較チャート、画面レイアウトの変更、マルチモニターなどへの対応状況は異なります。
複数の市場を確認したい場合は、何枚のチャートを表示できるかだけでなく、自分が見やすいように配置できるかも確認しましょう。
ニュース・経済指標などの情報を確認できるか
CFDでは、株価指数・金・原油など、経済指標や金融政策によって大きく動く商品があります。
取引ツールによっては、マーケットニュースや経済カレンダーなどを確認できます。
チャートや注文画面とあわせて、必要な市場情報を確認しやすいかも比較しましょう。
インストール型かブラウザ型か確認する
PC向けのCFD取引環境には、Webブラウザから利用するタイプと、専用PCツールを利用するタイプがあります。
ブラウザ型は、専用ソフトをインストールせず利用できることが特徴です。
一方、専用PCツールでは、画面レイアウトの変更やマルチモニターなど、PC向けの機能を利用できる場合があります。
自分のPC環境や取引スタイルに合った方法で利用できるかを確認しましょう。
各CFD会社の取引ツールの特徴
DMM CFD
DMM CFDでは、「DMMCFD PLUS」「DMMCFD STANDARD」に加えて、分析用の「プレミアチャート」を利用できます。
取引画面の使いやすさを重視する場合と、チャート分析を行いたい場合でツールを使い分けられます。
DMM CFDの取扱銘柄や取引条件については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「DMM CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
GMOクリック証券
GMOクリック証券では、Web取引画面に加えて、「はっちゅう君CFD」と「プラチナチャート」を利用できます。
注文用の取引環境とチャート分析用ツールを、目的に応じて使い分けられることが特徴です。
GMOクリック証券CFDについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:「GMOクリック証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
IG証券
IG証券では、Webブラウザ版の取引システムを利用できるほか、より高度なチャート分析を行いたい場合にはProRealTimeも利用できます。
ProRealTimeには利用料金や無料となる条件があるため、利用する場合は最新条件を確認しましょう。
IG証券CFDの取扱銘柄や取引条件については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「IG証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
Plus500証券
Plus500証券では、自社の取引プラットフォームからチャート確認・注文・ポジション管理などを行えます。
複数のチャートタイプやテクニカル指標など、チャート分析に利用できる機能も用意されています。
Plus500 CFDについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:「Plus500 CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
目的別にCFD取引ツールを選ぶポイント
CFD取引ツールは、機能の多さだけでなく、自分がどのように利用するのかを考えて比較すると分かりやすくなります。
| 重視すること | 確認したいポイント |
|---|---|
| チャート分析を重視したい | テクニカル指標・描画機能 |
| 複数銘柄を確認したい | 複数チャート・比較チャート・画面レイアウト |
| 短期売買をしたい | 注文操作・チャートからの発注 |
| 初心者で操作に慣れていない | 画面構成・注文手順の分かりやすさ |
| 情報収集も行いたい | ニュース・経済指標など |
| ソフトをインストールしたくない | ブラウザ版の有無 |
| 複数画面を利用したい | ポップアウト・マルチモニターへの対応 |
「最も高機能な取引ツール」ではなく、「自分が必要とする機能を使いやすい取引ツール」を選ぶことがポイントです。
PCとスマホのCFD取引ツールはどう使い分ける?
PCは大きな画面を使って複数のチャートや情報を確認しやすく、スマートフォンは外出先で価格・ポジションを確認したり、必要に応じて注文したりするときに利用しやすいことが特徴です。
そのため、自宅ではPCで分析し、外出先ではスマートフォンで確認するという使い分けもできます。
スマートフォン向けの取引環境については、以下の記事で詳しく比較しています。
参考記事:「CFDのスマホアプリを比較|初心者向けに機能・使いやすさ・選び方を解説」
CFD取引ツールを利用するときの注意点
高機能なツールでも取引リスクは変わらない
高機能なチャートや注文ツールを利用しても、CFDそのものの価格変動リスクがなくなるわけではありません。
テクニカル指標やニュースも、将来の価格を確実に予測できるものではありません。
取引ツールは、分析や注文を補助するためのものとして利用しましょう。
注文数量・売買方向を確認する
スピード注文やチャート上からの発注は便利ですが、誤操作には注意が必要です。
発注するときは、
- 売り・買い
- 注文数量
- 注文価格
- 指値・逆指値
- 決済するポジション
などを確認しましょう。
特にレバレッジを利用するCFDでは、注文数量を間違えると想定より大きなポジションを保有する可能性があります。
通信環境やPC環境を確認する
CFD取引ツールはインターネットを利用するため、通信状況やPC環境の影響を受ける場合があります。
また、ブラウザ・OS・画面解像度などについて推奨環境が設定されていることもあります。
利用前に、CFD会社が案内している最新の推奨環境を確認しておきましょう。
ツールだけでCFD会社を選ばない
取引ツールが使いやすくても、取扱銘柄や取引条件が自分の目的に合っていなければ、CFD会社選びとして十分とはいえません。
取引ツールとあわせて、
- 取扱銘柄
- 最低取引数量
- 必要証拠金
- スプレッド・各種調整額
- 取引時間
なども比較しましょう。
CFD会社そのものの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「CFD会社を比較|初心者向けの選び方と取引条件を解説」
CFD取引ツールについてよくある質問
CFDはPCだけでも取引できますか?
PCからCFDを取引できるサービスがあります。
DMM CFD、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券では、PC・Webからチャート確認や注文などを行える取引環境が用意されています。
利用できるツールや推奨環境は会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
CFD取引ツールは無料で利用できますか?
無料で利用できる取引ツールを提供しているCFD会社があります。
一方で、IG証券のProRealTimeのように、利用条件によって料金が発生するツールもあります。
なお、取引ツールの利用が無料でも、CFDの取引コストまで無料になるわけではありません。
実際の取引では、スプレッドや各種調整額などが発生する場合があります。
ブラウザ版と専用ツールはどちらがよいですか?
利用目的によって異なります。
ブラウザ版は専用ソフトをインストールせず利用しやすく、専用PCツールでは画面レイアウトやマルチモニターなど、PC向けの機能が充実している場合があります。
自分のPC環境と利用したい機能を確認して選びましょう。
スマホアプリとPCツールはどちらがよいですか?
利用目的によって異なります。
PCはチャート分析や複数銘柄の確認、スマートフォンは外出先での価格・ポジション確認などに利用しやすいという違いがあります。
まとめ|CFD取引ツールはチャート・注文機能・操作性を比較しよう
CFD取引ツールを比較するときは、
- チャートの見やすさ
- テクニカル指標・描画機能
- 注文機能
- 複数チャート・画面レイアウト
- ニュース・経済指標
- ブラウザ版・専用ツールなどの利用方法
を確認しましょう。
ただし、高機能なツールが、すべての人に最も使いやすいとは限りません。
自分が普段行う分析や注文方法に必要な機能を確認し、取扱銘柄・必要証拠金・取引コスト・取引時間なども含めてCFD会社を比較しましょう。

