商品CFDを始めようとすると、
「金や原油を取引するなら、どの証券会社を比較すればいい?」
「天然ガスや銅、プラチナも取引できる?」
「証券会社によって何が違うの?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
商品CFDは、証券会社によって取扱銘柄、最低取引数量、必要証拠金、スプレッド、各種調整、取引時間などが異なります。
また、商品CFDを提供していても、金・銀・原油・天然ガス・銅・プラチナのすべてを取引できるとは限りません。
この記事では、DMM CFD、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券の商品CFDを比較し、証券会社を選ぶときに確認したいポイントを初心者向けに解説します。
商品CFDにおすすめの証券会社を比較
まず、今回取り上げる6商品について、4社の取扱状況を整理します。
| 証券会社 | 金 | 銀 | 原油 | 天然ガス | 銅 | プラチナ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DMM CFD | ○ | ○ | ○ | ○ | ― | ― | 主要商品に加えて農産物なども取扱い |
| GMOクリック証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 貴金属・エネルギー・工業金属まで幅広い |
| IG証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 約70種類の商品銘柄を提供 |
| Plus500証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 貴金属・エネルギー・工業金属など幅広い |
※2026年8月29日時点の各社公式情報をもとに整理しています。取扱銘柄や商品仕様は変更される場合があります。DMM CFDでは14種類の商品CFD、GMOクリック証券では金・銀・プラチナ・原油・天然ガス・銅など、IG証券では約70種類の商品銘柄が確認できます。Plus500証券でも今回取り上げる6商品すべての取扱いが確認できます。
今回の6商品すべてを取引候補にしたい場合は、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券を比較できます。
特に商品ラインアップの幅を重視する場合は、約70種類の商品銘柄を提供するIG証券も有力な比較候補です。
一方、金・銀・原油・天然ガスを中心に考える場合は、DMM CFDも含めて実際の取引条件を比較するとよいでしょう。
取扱銘柄数の多さだけではなく、自分が取引したい商品と、その商品の取引条件を見ることが重要です。
商品CFDの証券会社を選ぶポイント
取引したい商品を取り扱っているか
最初に確認したいのは、自分が取引したい商品があるかです。
例えば、
- 金
- 銀
- 原油
- 天然ガス
- 銅
- プラチナ
では、会社によって取扱状況が異なります。
また、原油でもWTI原油とブレント原油など、複数の種類があります。
そのため、
「商品CFDを扱っているか」ではなく、「取引したい具体的な銘柄を扱っているか」
まで確認しましょう。
まだ取引する商品を決めていない方は、金・銀・原油・天然ガス・銅・プラチナの特徴を比較した以下の記事も参考にしてください。
参考記事:「商品CFDの銘柄一覧|金・原油・銀・天然ガスなどを比較」
最低取引数量・必要証拠金を確認する
商品CFDでは、会社や銘柄によって取引単位が異なります。
「Lot」「枚」「数量」など表記方法も異なるため、
「0.1枚だから少額」
「1Lotだから取引金額が大きい」
とは単純に判断できません。
商品価格、1Lot・1枚あたりの取引量、最低取引数量、証拠金率などから、実際の取引金額と必要証拠金を確認することが重要です。
また、最低限の必要証拠金で取引できるからといって、それが十分な口座資金とは限りません。
値動きに備える余裕資金も含めて考えましょう。
コスト・取引時間・商品仕様を確認する
実際に取引するときは、
- スプレッド
- 価格調整や金利調整など
- 取引時間
- 参照する現物・先物
- 取引期限
- ロールオーバー
なども確認します。
特に商品先物を参照するCFDでは、参照限月の変更やロールオーバーに関する仕組みが設けられている場合があります。
「取引手数料無料=取引コストがゼロ」ではありません。
利用する商品の最新仕様まで確認して比較しましょう。
各証券会社の商品CFD
ここからは、DMM CFD、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券について、商品CFDの取扱銘柄や特徴を個別に確認していきます。
同じ商品を取り扱っていても、最低取引数量や必要証拠金、取引コスト、商品仕様などは異なるため、自分が取引したい銘柄の条件まで確認しましょう。
DMM CFDの商品CFD
DMM CFDでは、金、銀、原油、天然ガスに加えて、コーン、大豆、小麦、コーヒー、ココアなどを含む14種類の商品CFDを提供しています。
今回比較している6商品のうち、
- 金
- 銀
- 原油
- 天然ガス
を取引できます。
一方、現在の商品CFD一覧では銅とプラチナは確認できません。
そのため、金・銀・原油・天然ガスなどを中心に取引したい場合の比較候補になります。
DMM CFDの取扱銘柄やレバレッジ、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「DMM CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
GMOクリック証券の商品CFD
GMOクリック証券では、
- 金
- 銀
- プラチナ
- WTI原油
- 北海原油
- 天然ガス
- 銅
などの商品CFDを取り扱っています。2026年6月には円建ての金・銀・プラチナ銘柄も追加されました。
今回取り上げている金・銀・原油・天然ガス・銅・プラチナの6商品をすべてカバーしています。
そのため、貴金属だけでなく、エネルギーや工業金属まで幅広く取引したい場合に比較したい会社です。
GMOクリック証券CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「GMOクリック証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
IG証券の商品CFD
IG証券は、商品CFDのラインアップが非常に幅広いことが特徴です。
公式サイトでは、エネルギー、貴金属、ベースメタル、農産物など約70種類の商品銘柄を提供しています。
今回取り上げている金・銀・原油・天然ガス・銅・プラチナも取引対象として確認できます。
また、主要商品には期限なしの商品がある一方、プラチナのように期限ありの商品もあります。
そのため、金や原油だけでなく、多くの商品CFDから取引対象を選びたい場合に比較したい会社です。
IG証券CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「IG証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
Plus500証券の商品CFD
Plus500証券でも、貴金属、エネルギー、工業金属など幅広い商品CFDを取り扱っています。
今回比較している、
- 金
- 銀
- 原油
- 天然ガス
- 銅
- プラチナ
はいずれも公式情報で取扱いが確認できます。
原油、天然ガス、銅などでは先物を原資産とする商品があり、限月やロールオーバーの情報も設定されています。
そのため、貴金属・エネルギー・工業金属など複数の商品をまとめて取引候補にしたい場合に比較できます。
Plus500 CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「Plus500 CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
商品CFDは目的別にどの証券会社を比較する?
商品CFDで比較したい証券会社は、取引したい商品や重視する条件によって変わります。
| 重視すること | 比較候補 |
|---|---|
| 金・銀・原油・天然ガスを取引したい | 4社を実際の取引条件で比較 |
| 銅・プラチナも取引したい | GMOクリック証券・IG証券・Plus500証券 |
| 商品の種類を幅広く選びたい | IG証券を中心に比較 |
| 今回の6商品すべてを候補にしたい | GMOクリック証券・IG証券・Plus500証券 |
| 必要資金を抑えたい | 各社の最低取引数量と実際の必要証拠金を比較 |
「どの会社が最もおすすめか」は、取引したい商品によって変わります。
例えば、金・銀・原油・天然ガスを中心にするなら今回の4社すべてが比較候補になります。
一方、銅やプラチナも取引対象にしたい場合は、GMOクリック証券、IG証券、Plus500証券を中心に比較できます。DMM CFDの商品CFD一覧には現在、銅とプラチナは掲載されていません。
また、取引したい商品がすでに決まっている場合は、会社全体の商品数ではなく、その商品の個別条件まで比較しましょう。
金CFDなら最低取引数量やスプレッド、原油CFDならWTI・ブレントの取扱いや価格調整など、銘柄ごとに確認したい条件は異なります。
金CFDに絞って証券会社を比較したい方は、以下の記事で取引条件や特徴を詳しく比較しています。
参考記事:「金CFDにおすすめの証券会社を比較|取引条件・コスト・特徴を解説」
原油CFDに絞って比較したい方は、WTI・ブレント原油の取扱いや取引条件などを以下の記事で比較しています。
参考記事:「原油CFDにおすすめの証券会社を比較|取引条件・コスト・特徴を解説」
商品CFDの証券会社を比較するときの注意点
取扱銘柄・取引条件は変更されることがある
商品CFDでは、取扱銘柄の追加・終了や、最低取引数量、証拠金率、取引時間などが変更される場合があります。
実際に口座開設や取引を行う前には、各社公式サイトや取引画面で最新の商品仕様を確認しましょう。
スプレッドは常に一定とは限らない
CFDのスプレッドは、市場状況によって変化する場合があります。
相場が急変したときや流動性が低下した場面では、通常より広がる可能性もあります。
そのため、表示されているスプレッドだけではなく、必要証拠金や各種調整、取引時間なども含めて比較することが重要です。
商品CFDの証券会社についてよくある質問
商品CFDは取扱銘柄数が多い証券会社ほどよいですか?
一概にはいえません。
取扱銘柄数が多くても、自分が実際に取引する商品の最低取引数量やコスト、取引時間などが目的に合うとは限りません。
まず取引したい商品を決め、その商品の条件を比較するとよいでしょう。
商品CFDはスプレッドだけで証券会社を選べばよいですか?
スプレッドだけで選ぶのではなく、最低取引数量、必要証拠金、各種調整、取引時間、参照原資産、期限やロールオーバーなども確認しましょう。
まとめ|商品CFDは取扱銘柄と取引条件を比較しよう
商品CFDの証券会社を選ぶときは、まず自分が取引したい銘柄を取り扱っているか確認しましょう。
そのうえで、最低取引数量・必要証拠金、スプレッド・各種調整、取引時間、期限やロールオーバーなどの商品仕様を比較することが重要です。
取扱銘柄数が多い会社が必ず自分に適しているとは限りません。実際に取引する商品の条件まで確認して証券会社を比較しましょう。

