金CFDを始めようと思っても、
「どの証券会社で金CFDを取引できるの?」
「必要資金や取引条件は会社によって違う?」
「初心者は何を比較して選べばいいの?」
と迷う方もいるでしょう。
金CFDを取り扱う証券会社は複数ありますが、最低取引数量、取引単位、スプレッド、取引時間、ロスカットルールなどは同じではありません。
そのため、「手数料無料」「少額から取引できる」といった一つの条件だけでなく、自分が重視する取引条件を比較して選ぶことが重要です。
この記事では、金CFDを取引できる主な証券会社を比較し、それぞれの特徴や選び方を初心者向けに解説します。
金CFDそのものの仕組みや特徴から確認したい方は、
参考記事:「金CFDとは?ゴールドを取引する仕組み・特徴・リスクを解説」
も参考にしてください。
※商品仕様やスプレッド、証拠金率、取引時間などは変更される場合があります。本記事の具体的な取引条件は2026年8月時点の情報をもとにしているため、実際に取引する際は各社の最新情報を確認してください。
金CFDにおすすめの証券会社を比較
主な金CFD取扱会社を比較すると、次のようになります。
| 証券会社 | 主な金CFD | 最低取引数量※ | 個人向けレバレッジ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| DMM CFD | 金スポット | 1Lot(1トロイオンス) | 20倍 | 主要な商品・株価指数CFDに絞った構成 |
| GMOクリック証券 | 金スポット・金/JPY | 商品CFDは0.1枚から | 20倍 | 150銘柄以上のCFDを取り扱う |
| IG証券 | スポット金など | スポット金は0.04から | 最大20倍 | 金関連商品の選択肢が多い |
| Plus500証券 | 金(XAU) | 取引画面で確認 | 20倍 | 世界の幅広いCFDを1つのプラットフォームで取引可能 |
※最低取引数量の単位や1単位あたりの取引金額は各社で異なります。数字の大小だけで必要資金を比較することはできません。
DMM CFDでは金スポットの1Lotが1トロイオンスで、商品CFDのレバレッジは20倍です。GMOクリック証券では商品CFDの最小取引数量が0.1枚、必要証拠金は取引金額の5%とされています。IG証券のスポット金は最低維持証拠金率5%・最大レバレッジ20倍です。
一方、Plus500証券については、具体的な最低取引数量や必要証拠金は取引時のプラットフォームで確認する必要があります。
どの会社が一律に優れているというものではありません。
少額取引、商品ラインアップ、金の取引方法、プラットフォームの特徴など、何を重視するかによって候補が変わります。
金CFDの証券会社を選ぶポイント
最低取引数量と必要資金を確認する
少額から金CFDを始めたい場合は、最低取引数量を確認しましょう。
ただし、
最低取引数量の数字だけを比較しないこと
が重要です。
「1Lot」「0.1枚」「0.04」などは、会社によって単位の意味が異なります。
確認したいのは、
- 最低取引数量
- 1Lot・1枚あたりの取引単位
- 必要証拠金
です。
例えばDMM CFDの金スポットは1Lot=1トロイオンスです。
一方、GMOクリック証券では商品CFDを0.1枚から取引できます。
そのため、最低取引数量の数字だけで「どの会社が一番少額から始められるか」を判断しないことが重要です。
金CFDの必要証拠金や、最低資金だけで取引しない方がよい理由については、
参考記事:「金CFDはいくらからできる?必要資金・証拠金を初心者向けに解説」
で詳しく解説しています。
レバレッジと証拠金率を確認する
金CFDでは、20倍のレバレッジが設定されているサービスがあります。
ただし、
最大レバレッジが同じだから、使いやすさやリスクまで同じ
という意味ではありません。
実際のリスクは、口座資金に対してどの程度のポジションを持つかによって変わります。
最大倍率だけではなく、最低取引数量や必要証拠金もあわせて確認しましょう。
金CFDの最大レバレッジと実効レバレッジの違いについては、
参考記事:「金CFDのレバレッジとは?倍率・証拠金・リスクを初心者向けに解説」
も参考にしてください。
スプレッド・手数料・調整額を確認する
金CFDでは取引手数料が無料の会社もあります。
ただし、
取引手数料無料=取引コストゼロ
ではありません。
主に、
- スプレッド
- 金利調整額
- ファンディングコスト
- その他の商品固有の調整額
などを確認する必要があります。
短期売買ではスプレッド、数日以上保有する場合は持ち越しに関係するコストも確認しましょう。
金CFDの取引時間を確認する
金CFDは平日の長い時間帯で取引できる商品が多いですが、具体的な取引時間やメンテナンス時間は会社によって異なります。
特に、
- 夏時間・冬時間
- メンテナンス時間
- 海外市場の祝日
などによって取引可能時間が変わる場合があります。
自分が取引したい時間帯に利用できるか確認しておきましょう。
各社の金CFDの取引時間や夏時間・冬時間、土日・祝日の扱いについては、
参考記事:「金CFDの取引時間は?取引できる時間帯・夏時間・注意点を解説」
で比較しています。
ロスカットルールを確認する
金CFDはレバレッジ取引なので、損失が拡大するとロスカットされる場合があります。
ただし、ロスカットの仕組みは会社によって同じではありません。
例えばGMOクリック証券では、建玉ごとにロスカットレートが設定される仕組みを採用しています。
レバレッジ倍率だけを見るのではなく、どのような条件でポジションが強制決済されるのかも確認しましょう。
取引ツール・アプリも確認する
実際に取引するなら、ツールやアプリの機能も確認したいポイントです。
例えば、
- チャート
- テクニカル指標
- 注文方法
- 逆指値注文
- アラート
- スマートフォン対応
などがあります。
使いやすさには個人差があるため、「どの会社が一番」と決めるより、自分が必要とする機能があるかを確認する方がよいでしょう。
金CFDを取引できる主な証券会社
ここからは、それぞれの特徴を簡潔に見ていきます。
DMM CFD
DMM CFDでは、商品CFDとして金スポットを取り扱っています。
金スポットの取引単位は1Lot=1トロイオンスで、商品CFDのレバレッジは20倍、必要証拠金は取引金額の約5%です。
取引手数料は無料ですが、スプレッドや金利調整額などが損益に関係します。
また、DMM CFDでは株価指数CFDと商品CFDを合わせて22銘柄を取り扱っています。
取引前には、最低必要証拠金だけでなく、ロスカットや追加証拠金のルールも確認しておきましょう。
DMM CFDの取扱銘柄や取引条件、メリット・デメリットを詳しく確認したい方は、
参考記事:「DMM CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
も参考にしてください。
GMOクリック証券
GMOクリック証券では、金スポットに加えて、円建てで取引できる金/JPYも取り扱っています。
商品CFDは最小0.1枚から、必要証拠金は取引金額の5%、レバレッジは20倍です。
また、金や原油などの商品だけでなく、株価指数、米国株、ETFなど150銘柄以上のCFDを取り扱っています。
GMOクリック証券では、建玉ごとにロスカットレートが設定される仕組みも採用されています。
なお、同じ「0.1枚」でも銘柄によって実際の取引金額は異なるため、取引単位まで確認することが重要です。
GMOクリック証券CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「GMOクリック証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
IG証券
IG証券では、商品CFDとしてスポット金などを取引できます。
個人口座のスポット金は最低維持証拠金率5%、最大レバレッジ20倍です。
スポット金の銘柄情報では最小取引数0.04と案内されていますが、商品仕様は変更される可能性があるため、取引前に最新情報を確認しましょう。
IG証券では、金の商品CFDについて期限あり・期限なしを選べるほか、円建て商品や金関連ETF・株式CFDなども提供されています。
金CFDを比較するときは、単にスポット金だけでなく、どのような金関連商品を扱っているかも確認できます。
IG証券CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「IG証券CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
Plus500証券
Plus500証券では、商品CFDとして金(XAU)を取り扱っています。
金CFDでは必要証拠金率5%、レバレッジ20倍の条件が案内されています。
一方、最低取引数量や具体的な必要証拠金については、実際の取引時にプラットフォームで確認する必要があります。
Plus500証券では、金だけでなくFX、株価指数、個別株、ETF、商品など、世界の幅広いCFDを同じプラットフォームで取引できます。
取引コストとしてスプレッドや金利調整額などが関係する場合があるため、実際の取引条件を確認しましょう。
Plus500 CFDの取扱銘柄や必要証拠金、取引コスト、メリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:「Plus500 CFDとは?特徴・取扱銘柄・メリット・デメリットを解説」
金CFDの証券会社を目的別に選ぶなら?
ここまでの違いを、目的別に整理します。
シンプルな商品構成を重視するならDMM CFD
DMM CFDは、金・原油などの商品CFDと主要な株価指数CFDを中心に22銘柄を取り扱っています。
多数の銘柄よりも、主要なCFDを比較的シンプルな構成で取引したい場合の候補です。
少額から始めたい場合は最低取引数量と取引単位を比較
少額から始めたい場合は、会社名だけで決めず、最低取引数量と1単位あたりの取引金額を比較しましょう。
DMM CFD、GMOクリック証券、IG証券では最低取引数量の表記方法が異なります。
そのため、数字が小さい会社ほど必ず必要資金が少ないわけではありません。
実際の金価格と必要証拠金まで確認することが重要です。
幅広いCFD銘柄を重視するならGMOクリック証券
GMOクリック証券は150銘柄以上のCFDを取り扱っています。
金だけでなく、株価指数・米国株・ETFなどにも取引対象を広げたい場合の候補です。
金関連商品の選択肢を重視するならIG証券
IG証券ではスポット金だけでなく、期限あり・期限なしの商品や円建て商品、金関連ETF・株式CFDなども扱っています。
金というテーマの中で複数の取引方法を比較したい場合の候補です。
世界の幅広いCFDを一つの環境で取引したいならPlus500証券
Plus500証券では、金のほか、FX、株価指数、個別株、ETF、商品など幅広いCFDを扱っています。
金を含め、世界のさまざまなCFDを一つのプラットフォームで取引したい場合の候補です。
金CFDの証券会社についてよくある質問
金CFDはどの証券会社でも取引できますか?
いいえ。
すべての証券会社が金CFDを取り扱っているわけではありません。
金CFDを取引するには、金やゴールドの商品CFDを取り扱っている証券会社・CFD会社を選ぶ必要があります。
また、同じ金CFDでも商品名や取引単位、証拠金率などは会社によって異なります。
金CFDはスプレッドが狭い証券会社を選べばいいですか?
スプレッドは重要な比較項目ですが、それだけで決める必要はありません。
特に、
- 最低取引数量
- 必要証拠金
- 各種調整額
- 取引時間
- ロスカットルール
なども確認することが重要です。
また、スプレッドは市場環境によって変動する場合があるため、実際の取引時にも確認しましょう。
まとめ|金CFDの証券会社は取引条件を総合的に比較して選ぶ
金CFDを取引できる証券会社には、それぞれ異なる特徴があります。
例えば、
DMM CFD
→ 比較的シンプルな商品構成
GMOクリック証券
→ 幅広いCFD銘柄
IG証券
→ 金関連商品の選択肢が豊富
Plus500証券
→ 世界の幅広いCFDを同じプラットフォームで取引可能
といった違いがあります。
証券会社を選ぶときは、
- 最低取引数量・必要証拠金
- レバレッジ
- スプレッド・各種調整額
- 取引時間
- ロスカットルール
- 取扱銘柄
などを確認しましょう。
「一番少額から取引できる」「手数料無料」といった一つの条件だけで決めず、自分が重視する条件に合った証券会社を選ぶことが重要です。

