国内バイナリーオプション会社を比較|還元率・取引条件から選び方を解説

バイナリーオプション

国内でバイナリーオプションを始めようと思っても、

「どの会社で取引できるの?」

「会社によって何が違うの?」

「何を比較して選べばよいの?」

と迷うことがあります。

国内のバイナリーオプションは、会社によって取扱商品や通貨ペア、取引方法、購入価格、判定時刻などが異なります。

さらに、国内の個人向け店頭バイナリーオプションでは、各社が顧客損益に関する情報を公表しており、金融先物取引業協会のページから各社の取引概要・取引説明書・顧客損益情報を確認できます。

この記事では、顧客が支払った総額に対して顧客へどの程度支払われたかを表す割合を、分かりやすく**「還元率」**と呼び、国内バイナリーオプション会社を比較するときに確認したいポイントを初心者向けに解説します。

※「還元率」は本記事で分かりやすく使う表現です。各社では「総取引金額に対する総支払金額の割合」などの名称で公表されています。たとえばGMOクリック証券では、総取引金額を顧客の購入金額の合計、総支払金額を転売金額やペイアウト金額など顧客への支払金額の合計としています。

※商品内容や取引条件は変更される場合があります。実際に取引するときは各社公式サイトで最新情報を確認してください。

バイナリーオプション自体の仕組みから確認したい場合は、
バイナリーオプションとは?」で基本から解説しています。

国内でバイナリーオプションを提供している会社

金融先物取引業協会では、個人向け店頭バイナリーオプションの取扱会社として、次の6社の情報を掲載しています。

  • GMOクリック証券
  • GMO外貨
  • 楽天証券
  • トレイダーズ証券
  • IG証券
  • 外為どっとコム

同じバイナリーオプションでも、取扱商品や取引方法には違いがあります。

まずは主な特徴を比較してみましょう。

国内バイナリーオプション会社6社を比較

会社サービス名主な取引対象FX通貨ペア主な取引方法
GMOクリック証券外為オプションFX5ラダー
GMO外貨オプトレ!FX8ラダー・レンジ
楽天証券らくオプFX5ラダー
トレイダーズ証券みんなのオプションFX5ラダー
IG証券バイナリーオプションFX・株価指数・商品FXは7ラダー
外為どっとコム外貨ネクストバイナリーFX6※ラダー

※外為どっとコムは6通貨ペアを取扱通貨ペアとして掲載していますが、トルコリラ/円は2021年11月24日から当分の間、回号を中止するとしています。

各社の現在の商品内容は公式情報をもとに整理しています。GMOクリック証券は5通貨ペア、GMO外貨は8通貨ペアでラダー・レンジに対応、楽天証券とトレイダーズ証券は5通貨ペア、IG証券はFX7通貨ペアに加えて株価指数・商品も対象としています。

こうした商品内容だけでなく、会社選びでは総支払割合(還元率)と損失発生口座割合にも注目してみましょう。

バイナリーオプション会社選びでは「還元率」に注目

国内のバイナリーオプション会社を比較するときに確認しておきたい数字が、

  • 総支払割合(還元率)
  • 損失発生口座割合

です。

金融先物取引業協会からも、各社が公表する顧客損益情報を確認できます。

バイナリーオプションの還元率とは?

本記事でいう還元率とは、

顧客が支払った総額に対して、顧客へどれだけ支払われたか

を見るための割合です。

たとえば、

  • 顧客の総購入金額:1億円
  • 顧客への総支払金額:9,500万円

なら、

9,500万円 ÷ 1億円 × 100 = 95%

となります。

この場合、その月は顧客全体の購入総額に対して95%に相当する金額が顧客側へ支払われたことになります。

そのため、他の条件が同じであれば、還元率が高い会社は、過去の顧客全体への支払割合が高かったという意味で比較材料になります。

ただし、還元率は個々の利用者の勝率や利益率を表す数字ではありません。各社の月次データは顧客全体を集計したものです。

損失発生口座割合も一緒に確認する

還元率と合わせて確認したいのが、損失発生口座割合です。

これは、その月に取引した口座のうち、月間通算損益がマイナスとなった口座の割合です。GMOクリック証券の月次実績でも、「損失発生口座」を月間通算損益がマイナスになった口座と定義しています。

たとえば、

損失発生口座割合75%

なら、その月に取引した口座の75%が月間損益でマイナスだったという意味です。

したがって、

還元率が高い=多くの利用者が利益を出している

とは限りません。

還元率と損失発生口座割合は、セットで確認するとよいでしょう。

1か月ではなく複数月で比較する

還元率や損失発生口座割合は月によって変化します。

そのため、最新1か月だけを見て会社を決めるのではなく、

  • 直近6か月
  • 直近12か月
  • 平均値
  • 月ごとの変化

などを見ると、会社ごとの傾向を把握しやすくなります。

6社の還元率と損失発生口座割合を複数月で比較した結果については、
国内バイナリーオプション6社の還元率を比較|総支払割合・損失口座率を徹底検証」で詳しく解説します。

還元率以外に比較したいポイント

還元率は重要な比較材料ですが、それだけで会社を選ぶ必要はありません。

実際に取引するときには、次の条件も確認しましょう。

取扱商品・通貨ペア

まず確認したいのが、自分が取引したい商品や通貨ペアを扱っているかどうかです。

ドル円などの主要通貨ペアは多くの会社で取引できますが、取扱数には違いがあります。

また、IG証券のように、FXだけでなく株価指数や商品(コモディティ)もバイナリーオプションの対象としている会社があります。

取扱商品が多ければ必ず有利というわけではなく、自分が分析しやすい商品を扱っているかを見ることが大切です。

ラダー・レンジなどの取引方法

国内バイナリーオプションでは、目標となる権利行使価格に対して判定価格が上か下かを予測するラダーオプションが代表的です。

一方、GMO外貨「オプトレ!」ではラダーに加えて、目標となる価格帯に収まるかどうかを予測するレンジオプションも提供されています。

レンジイン・レンジアウトを利用したい場合は、取引方法も確認しておきましょう。

ラダーとレンジの仕組みや違いについては、
バイナリーオプションのラダー・レンジとは?」で詳しく解説しています。

購入価格・スプレッド

バイナリーオプションでは、ペイアウト額だけでなくいくらで購入するかも重要です。

たとえばペイアウトが1,000円の場合でも、

  • 500円で購入する
  • 800円で購入する

のでは、条件を満たしたときの利益額も、損益分岐となる勝率も異なります。

必要な勝率の計算方法については、
バイナリーオプションの勝率・損益分岐点」で詳しく解説しています。

また、国内通貨バイナリーオプションでは原則として買付価格と売付価格が提示され、その差がスプレッドとなります。オプション価格は原資産価格や判定までの残り時間などによって変動します。

購入価格については、「バイナリーオプションの購入価格・スプレッドとは?」で詳しく解説します。

途中売却

国内の通貨バイナリーオプションでは、判定時刻まで保有するだけでなく、判定前にポジションを解消する機会が提供されます。具体的な売却可能時間や方法は会社によって異なります。

途中売却を利用すれば、

  • 利益が出ている段階で確定する
  • 予測と逆方向へ動いたときに損失を抑える

といった判断もできます。

ただし、売却価格は変動するため、途中売却すれば必ず有利になるわけではありません。

利益確定や損失軽減を含む仕組みについては、
バイナリーオプションの途中売却」で詳しく解説しています。

デモ取引

初めてバイナリーオプションを利用する場合は、デモ取引の有無も確認しておくとよいでしょう。

デモを利用できるサービスでは、実際の資金を使わずに、

  • 取引画面
  • 権利行使価格
  • 購入価格の変化
  • 判定までの流れ
  • 途中売却

などを確認できます。

実際の取引条件だけでなく、取引画面が自分にとって使いやすいかを確認する材料にもなります。

国内6社のデモ対応については、
バイナリーオプションのデモ取引」で比較しています。

国内6社の取引時間・判定時刻を比較

バイナリーオプションでは、会社によって**回号の開始時刻や判定時刻(満期時刻)**が異なります。

FXを対象とする代表的な回号を比較すると、次のようになります。

会社1回号1日の回号最初の取引開始主な判定時刻
GMOクリック証券3時間10回8:0011:00~翌5:00まで2時間ごと
GMO外貨2時間11回7:259:25~翌5:25まで2時間ごと
楽天証券2時間10回標準9:20/夏8:20標準11:20~翌5:20/夏10:20~翌4:20
トレイダーズ証券3時間10回7:1010:10~翌4:10まで2時間ごと
IG証券※2時間12回標準1:00/夏0:00標準3:00~翌1:00/夏2:00~24:00まで2時間ごと
外為どっとコム2時間10回8:2010:20~翌4:20まで2時間ごと

※IG証券はFXの「2時間バイナリー」を掲載しています。FXには別に「当日バイナリー」があり、株価指数・商品は銘柄によって取引時間が異なります。

GMOクリック証券は1回号3時間で2時間ごとに次の回号が開始、GMO外貨は1回号2時間・1日11回です。楽天証券は米国サマータイム期間に1時間繰り上がり、トレイダーズ証券は1回号3時間・1日10回となっています。

IG証券のFX2時間バイナリーは通常12回設定され、標準時間と夏時間で時刻が1時間異なります。外為どっとコムは1回号2時間・1日10回で、8:20から翌4:20までの回号を設定しています。

判定時刻(満期時刻)とは?

バイナリーオプションでは、最終的に条件を満たしたかどうかを決める時刻を判定時刻と呼びます。

「満期時刻」と表現されることもあります。

なお、判定時刻まで常に購入・売却できるとは限りません。

たとえばGMOクリック証券では満期2分前、GMO外貨では判定1分前、楽天証券では判定2分前に通常の取引可能時間が終了します。

また、金融先物取引業協会のルールでは、通貨関連店頭バイナリーオプションについて、取引開始から判定時刻までの期間は当面2時間以上、判定時刻の間隔は原則2時間以上、1営業日に設定できる判定時刻は最大12回とされています。

判定時刻は会社によって異なる

表を見ると、単に「1日10回」「11回」といった回数だけでなく、判定する時刻そのものが会社によって異なることが分かります。

たとえばサマータイム期間で見ると、IG証券のFX2時間バイナリーには10:00判定、トレイダーズ証券には10:10判定、楽天証券と外為どっとコムには10:20判定があります。その後もGMOクリック証券では11:00、GMO外貨では11:25に判定される回号があります。

そのため、会社を比較するときには、

「自分が取引したい時間帯に、どの判定時刻を選べるか」

という視点もあります。

複数社を利用すれば判定時刻の選択肢を増やせる

会社によって判定時刻が異なるため、複数社を利用すれば、判定時刻の選択肢を増やすことができます。

たとえば、自分が狙っているエントリーポイントに対して、ある会社では適した判定時刻がなくても、別の会社には近い判定時刻が設定されている場合があります。これは各社の回号設定が異なることから生じる選択肢です。

ただし、判定時刻の選択肢を増やすことと、取引回数を増やすことは別です。

取引できる回号が増えたからといって、そのたびにエントリーする必要はありません。

バイナリーオプションは1回の損失額が限定される商品であっても、取引を繰り返せば累計損失が大きくなる可能性があります。GMOクリック証券も、過度に投機的な取引では累計損失が大きくなる可能性があると注意を促しています。

自分の取引ルールに合うエントリーポイントを厳選できるのであれば、複数社を利用して判定時刻の選択肢を持っておくことはメリットになる可能性があります。

大切なのは、

「取引回数を増やすために複数社を使う」のではなく、「自分の条件に合う判定時刻を選べるようにするために複数社を比較する」

という考え方です。

各社の回号数、購入終了時刻、夏時間などを含む詳しい比較は、
バイナリーオプションの取引時間・判定時刻」で解説しています。

国内6社の主な特徴

国内6社にはそれぞれ商品内容や取引条件に違いがあります。
ここでは各社の主な特徴を簡単に紹介します。

GMOクリック証券「外為オプション」の特徴

GMOクリック証券「外為オプション」は、5通貨ペアを対象としたラダーオプションで、1回号3時間・1日10回という構成です。

詳しくは、
GMOクリック証券のバイナリーオプション『外為オプション』とは?還元率・特徴・取引ルールを解説
で紹介します。

GMO外貨「オプトレ!」の特徴

GMO外貨「オプトレ!」は8通貨ペアに対応し、ラダーとレンジの2種類を取引できることが特徴です。

詳しくは、
GMO外貨のバイナリーオプション『オプトレ!』とは?還元率・特徴・ラダーとレンジを解説
で紹介します。

楽天証券「らくオプ」の特徴

楽天証券「らくオプ」は5通貨ペアを対象としたラダーオプションで、楽天ポイントを1ポイントから購入代金に利用できることが特徴です。

詳しくは、
楽天証券のバイナリーオプション『らくオプ』とは?還元率・特徴・楽天ポイントを解説
で紹介します。

トレイダーズ証券「みんなのオプション」の特徴

トレイダーズ証券「みんなのオプション」は5通貨ペアを対象とするラダーオプションで、現在は1日10回号です。

詳しくは、「トレイダーズ証券のバイナリーオプション『みんなのオプション』とは?還元率・特徴・取引ルールを解説
で紹介します。

IG証券のバイナリーオプションの特徴

IG証券は、FX7通貨ペアに加えて株価指数や商品を対象とするバイナリーオプションも提供していることが大きな特徴です。

詳しくは、
IG証券のバイナリーオプションとは?還元率・特徴・FXや株価指数・商品を解説
で紹介します。

外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー」の特徴

外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー」は通貨を対象としたラダーオプションで、6通貨ペアを取扱対象として掲載しています。ただし、トルコリラ/円は現在も回号中止の扱いです。

詳しくは、
外為どっとコムのバイナリーオプション『外貨ネクストバイナリー』とは?還元率・特徴・取引ルールを解説
で紹介します。

目的別に見るとどの会社が候補?

会社ごとの特徴を目的別に整理すると、次のようになります。

重視するポイント比較候補
還元率を重視したい6社の複数月データを比較
レンジオプションを使いたいGMO外貨
FX通貨ペアの選択肢を重視したいGMO外貨など
FX以外の株価指数・商品も取引したいIG証券
楽天ポイントを利用したい楽天証券
判定時刻の選択肢を増やしたい複数社の回号を比較
デモから試したいデモ対応会社を比較

GMO外貨は現在8通貨ペアとレンジ取引に対応し、IG証券はFX以外に株価指数・商品も扱っています。楽天証券では楽天ポイントを購入代金に利用できます。

この表は「勝ちやすさ」の順位ではありません。

自分が何を重視するのかを整理して、比較候補を絞るための目安として利用してください。

バイナリーオプション会社を比較するときの注意点

還元率が高くても将来の利益を保証するものではない

還元率が高い会社は、その対象期間において顧客全体への支払割合が高かったという意味で重要な比較材料になります。

しかし、

還元率が高い会社=今後自分も勝ちやすい会社

という意味ではありません。

還元率や損失発生口座割合は、あくまで過去の顧客全体の取引結果です。

実際の損益には、相場予測、購入価格、エントリーするタイミング、判定時刻、途中売却なども関係します。

最新の取引条件と公式データを確認する

バイナリーオプションの取扱商品、通貨ペア、回号、判定時刻などは変更される場合があります。

実際、トレイダーズ証券は2026年5月に「みんなのオプション」をリニューアルし、通貨ペアや回号時間などを変更しています。

また、金融先物取引業協会の月次データも継続的に更新されています。

実際に口座を開設・取引するときは、

  • 各社公式サイト
  • 最新の商品概要
  • 契約締結前交付書面
  • 最新の月次取引実績

を確認しましょう。

まとめ

国内のバイナリーオプション会社を比較するときは、

  • 還元率
  • 損失発生口座割合
  • 取扱商品・通貨ペア
  • ラダー・レンジなどの取引方法
  • 購入価格・スプレッド
  • 取引時間・判定時刻
  • 途中売却
  • デモ取引

などを確認することが大切です。

特に、各社が公表する総支払割合(還元率)と損失発生口座割合は、過去の顧客全体の取引結果を比較する重要な材料になります。

一方、会社ごとに判定時刻(満期時刻)が異なることも、実際に取引するときには確認しておきたいポイントです。

複数社を利用すれば判定時刻の選択肢を増やせますが、取引機会が増えたからといってエントリー回数まで増やす必要はありません。

還元率や取引条件を比較したうえで、自分の取引ルールに合う商品・判定時刻を選べる会社を検討することが重要です。

利用する会社を比較した後、実際に口座開設から取引を始めるまでの流れを確認したい場合は、
バイナリーオプションの始め方・やり方」も参考にしてください。

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