バイナリーオプションでは、いつでも好きな時間に同じ条件で取引できるわけではありません。
各社には「回号」と呼ばれる取引期間が設定されており、
取引開始 → 購入・売却 → 受付終了 → 判定
という流れで取引が進みます。
また、会社によって取引開始時刻や判定時刻が異なるため、
「仕事が終わった夜に取引したい」
「特定の時間帯の判定を選びたい」
という場合には、取引時間も会社選びのポイントになります。
この記事では、バイナリーオプションの取引時間と判定時刻の違い、国内主要6社の時間帯、1日の回号数、夏時間による変更などを初心者向けに解説します。
※以下の取引時間は2026年8月時点の情報を基にしています。年末年始や市場状況、商品改定などによって変更される場合があるため、実際に取引する際は各社の最新情報を確認してください。
バイナリーオプションの「取引時間」と「判定時刻」の違い
まず理解しておきたいのが、取引時間と判定時刻は同じではないことです。
取引時間とは?
取引時間とは、その回号のオプションを購入したり、保有しているポジションを売却したりできる時間です。
たとえば、
8:00に回号開始 → 11:00に判定
という商品でも、11:00ちょうどまで売買できるとは限りません。
判定時刻とは?
判定時刻とは、あらかじめ決められた条件を満たしたかどうかを判定する時刻です。
たとえば、
「11:00のドル円が160.00円以上になるか」
という取引なら、11:00の判定価格と権利行使価格を比較して結果が決まります。
国内の個人向け店頭通貨バイナリーオプションでは、取引期間や判定時刻の間隔などについて自主規制ルールが設けられています。
取引期間2時間以上、判定時刻の間隔、1日最大12回などの国内ルールについては、
「日本のバイナリーオプションのルール」
で詳しく解説しています。
購入終了時刻は判定時刻とは別
判定時刻の直前まで購入できるとは限りません。
新規購入や途中売却の受付終了時刻は会社・商品によって異なるため、判定時刻とは分けて確認する必要があります。
国内バイナリーオプション6社の取引時間・判定時刻を比較
国内主要6社のFXを対象とするバイナリーオプションについて、主な時間帯を整理すると次のようになります。
※「提供時間帯」は、1日に設定される複数の回号を含めたおおよその時間帯です。一つの回号をその時間中ずっと取引できるという意味ではありません。
| 会社 | 1日の主な回号数 | 提供時間帯 | 主な判定時刻 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| GMOクリック証券 | 10回 | 8:00~翌5:00 | 11:00、13:00、15:00…翌5:00 | 各回号3時間 |
| GMO外貨 | 11回 | 7:25~翌5:25 | 9:25、11:25、13:25…翌5:25 | 各回号2時間 |
| 楽天証券 | 10回 | 標準9:20~翌5:20 | 標準11:20~翌5:20 | 夏時間は1時間早い |
| トレイダーズ証券 | 10回 | 7:10~翌4:10 | 10:10、12:10、14:10…翌4:10 | 判定2分前に売買終了 |
| IG証券 | 2時間FXは12回 | 商品によって異なる | 標準3:00、5:00…翌1:00 | 夏時間は1時間早い |
| 外為どっとコム | 10回 | 8:20~翌4:20 | 10:20、12:20、14:20…翌4:20 | 各回号1時間58分取引可能 |
GMOクリック証券は、1回号が3時間ですが2時間ごとに次の回号が始まるため、複数の回号が重なる時間帯があります。
楽天証券とIG証券では、サマータイムによって日本時間の取引・判定時刻が変わる点にも注意が必要です。
また、IG証券は商品種類によって取引時間が異なるため、表ではFXの「2時間バイナリー」を例にしています。
バイナリーオプションは1日何回取引できる?
国内BOでは、1日の中に複数の回号が設定されています。
国内BOでは複数の取引回号が設定されている
回号とは、
取引開始から判定までを一区切りとした取引単位
と考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、
- 第1回:8:20~10:18、10:20判定
- 第2回:10:20~12:18、12:20判定
- 第3回:12:20~14:18、14:20判定
というように、1日の中に複数の判定時刻が設定されます。
会社によって、回号数や1回号の長さ、次の回号が始まるタイミングは異なります。
「1日10回」なら10回しか購入できないわけではない
ここは誤解しやすいポイントです。
「1日10回」=1日に注文できるのが10回まで
という意味ではありません。
ここでいう10回は、基本的に1日に設定される回号・判定時刻の数を意味します。
同じ回号の中で複数のオプションを購入できる商品もあり、購入数量や保有上限は会社ごとのルールによって異なります。
そのため、回号数と注文回数は別と考えましょう。
バイナリーオプションはいつまで購入できる?
バイナリーオプションでは、判定時刻だけでなく注文受付の終了時刻も確認する必要があります。
判定時刻直前まで購入できるとは限らない
国内BOでは、判定直前に購入・売却の受付が終了する商品があります。
たとえば、
- GMOクリック証券:満期2分前から注文受付停止
- GMO外貨:判定前60秒は購入・売却不可
- 楽天証券:判定2分前まで取引可能
- トレイダーズ証券:判定2分前に売買終了
- 外為どっとコム:判定2分前に取引終了
など、会社によって違いがあります。
したがって、
「10:20判定だから10:19でも買える」
とは限りません。
取引するときは、判定時刻だけでなく購入受付終了時刻まで確認しましょう。
途中売却の終了時刻も確認する
途中売却に対応している商品でも、判定時刻ちょうどまで売却できるとは限りません。
新規購入の終了時刻と途中売却の終了時刻が異なる場合もあるため、利用する商品のルールを確認することが重要です。
判定前の途中売却による利益確定や損失軽減、売却価格の仕組みについては、
「バイナリーオプションの途中売却とは?」
で詳しく解説しています。
会社によって判定時刻が違う
同じドル円のバイナリーオプションでも、会社によって判定時刻は異なります。
たとえば午前中だけを見ても、GMO外貨の9:25、トレイダーズ証券の10:10、外為どっとコムの10:20、GMOクリック証券の11:00など、会社によって判定のタイミングがずれています。
自分が取引できる時間帯から会社を比較できる
取引できる時間帯は人によって異なります。
たとえば、
日中に取引したい人
仕事後の夜に取引したい人
深夜まで取引したい人
では、利用しやすい判定時刻も変わります。
会社を比較するときは取扱通貨ペアや商品種類だけでなく、自分が利用しやすい時間帯に回号があるかも確認するとよいでしょう。
複数社を比較すると判定時刻の違いが分かる
各社では判定時刻が異なるため、複数社を比較すると、自分が利用したい時間帯に対応する会社を探しやすくなります。
たとえば、
10:10 → 10:20 → 11:00 → 11:25
のように、会社によって選べる判定時刻が異なります。
ただし、判定時刻の選択肢が多いからといって、取引回数を増やす必要があるわけではありません。
自分が利用できる時間帯や取引条件に合う会社を比較するための材料として考えましょう。
判定時刻だけでなく、取扱通貨ペア、商品種類、還元率、デモ対応なども含めて比べたい場合は、
「国内バイナリーオプション会社6社の比較」
も参考にしてください。
夏時間・冬時間で判定時刻は変わる?
会社によっては、サマータイム(夏時間)によって日本時間の取引・判定時刻が変わります。
夏時間で時刻が変わる会社がある
たとえば楽天証券「らくオプ」は、
標準時間:9:20~翌5:20
サマータイム:8:20~翌4:20
となり、判定時刻も1時間早くなります。
IG証券のバイナリーオプションも、夏時間では対象となる取引時刻が1時間早くなる商品があります。
年間を通して日本時間が変わらない会社もある
一方、年間を通して日本時間の取引スケジュールを変えない会社もあります。
そのため、サマータイムへの対応は会社ごとに確認する必要があります。
特に春・秋の時間変更時期には、以前確認した判定時刻のままだと思い込まず、最新の取引時間を確認しましょう。
通常と取引時間・回号が変わることもある
通常の時間表どおりに取引できない日もあります。
土日・祝日・年末年始
FXを対象とする国内BOは、基本的に月曜日から金曜日の外国為替市場の取引日を中心に提供されます。
日本時間では、金曜日分の取引が土曜日の早朝まで続く場合がありますが、その後は通常、週明けまで取引できません。
また、日本の祝日だから必ずBOも休みになるとは限りません。
ただし、
- クリスマス
- 年末年始
- 海外市場の休場
- システムメンテナンス
などによって、回号数の変更や取引休止が行われる場合があります。
特に年末年始などは、通常の時間表だけで判断せず各社のお知らせを確認しましょう。
重要経済指標や市場状況による変更
米雇用統計、CPI、政策金利などの重要な経済指標・イベントの前後では、為替相場が短時間で大きく動くことがあります。
重要経済指標の発表予定や市場状況などを考慮して、会社によっては回号数や開催時間が変更される場合があります。
また、相場が急変すると購入価格・売却価格も大きく変動する可能性があります。
重要イベントのある日は、通常の取引時間に加えて各社のお知らせも確認するとよいでしょう。
取引時間を比較するときのチェックポイント
バイナリーオプション会社の取引時間を比較するときは、次の項目を確認しましょう。
- 自分が取引できる時間帯か
- 1日の回号数
- 取引開始時刻・購入終了時刻
- 途中売却の終了時刻
- 判定時刻
- 夏時間・冬時間で変更されるか
- 特別な時間変更や取引休止がないか
特に、
取引開始 → 購入・売却終了 → 判定
の3つを分けて確認すると、各社の時間の違いを理解しやすくなります。
まとめ
バイナリーオプションでは、会社ごとに取引時間や判定時刻が設定されています。
主なポイントは、
- 取引時間と判定時刻は別
- 判定直前まで購入できるとは限らない
- 回号数と注文回数は別
- 同じ通貨ペアでも会社によって判定時刻が異なる
- 夏時間によって時刻が変わる会社もある
- 土曜日早朝や年末年始など、通常と異なる時間になる場合がある
という点です。
判定時刻は、バイナリーオプション会社を比較するときの重要な条件の一つです。
ただし、会社を選ぶときは取引時間だけで決めるのではなく、取扱通貨ペア、商品種類、購入価格、途中売却、デモ対応なども含めて比較することが重要です。
利用する会社を決めた後の口座開設から入金、購入、判定までの流れについては、
「バイナリーオプションの始め方・やり方」
で順番に解説しています。

