バイナリーオプションのレンジイン・レンジアウトとは?仕組みと違いを解説

バイナリーオプション

バイナリーオプションには、判定時刻の価格が指定された価格帯の内側に入るか、外側に出るかを予測するレンジオプションがあります。

代表的なのが、

レンジイン
レンジアウト

です。

レンジインは、判定時刻の価格が指定された範囲内に収まることを予測します。

一方、レンジアウトは、判定時刻の価格が指定された範囲の外側になることを予測します。

ラダーオプションのように「ある価格より上か下か」を見るのではなく、価格が一定の範囲に収まるか、範囲を抜けるかを見るのが特徴です。

ラダーオプションとレンジオプションの基本的な違いについては、
バイナリーオプションのラダー・レンジとは?
で比較しています。

この記事では、レンジイン・レンジアウトの仕組みや違い、レンジ幅やボラティリティ、判定時刻との関係を初心者向けに解説します。

レンジインの仕組み

レンジインでは、判定時刻の価格が指定された価格帯の内側に収まることを予測します。

指定された価格帯の内側なら条件成立

たとえば、ドル円について、

159.50円~160.50円

というレンジが設定されているとします。

判定時刻の価格が、

160.00円

であれば指定された範囲内なので、レンジインの条件を満たすイメージです。

一方、

159.20円
160.80円

など、指定された範囲の外側で判定された場合は条件を満たしません。

なお、上限・下限の価格とちょうど一致した場合の扱いなど、細かな判定条件は商品によって異なる場合があります。

上昇・下落方向だけを当てる取引ではない

レンジインでは、

「上がるか下がるか」

という方向そのものが判定基準ではありません。

たとえば現在のドル円が160.00円で、判定時刻に160.30円まで上昇しても、指定されたレンジが159.50円~160.50円なら範囲内です。

反対に160.80円まで上昇すれば、範囲外になります。

そのためレンジインでは、方向だけでなく、判定時刻までにどの程度価格が動くかも重要です。

レンジアウトの仕組み

レンジアウトでは、判定時刻の価格が指定された価格帯の外側になることを予測します。

指定された価格帯の外側なら条件成立

同じく、

ドル円:159.50円~160.50円

というレンジを例にします。

判定時刻の価格が、

159.20円

または、

160.80円

など、指定された範囲の外側にあれば、レンジアウトの条件を満たすイメージです。

上方向・下方向のどちらに抜けても条件成立する場合がある

レンジアウトでは、

上に抜けるか下に抜けるか

という方向そのものより、

指定されたレンジの外まで動くか

が重要です。

つまり、価格が上方向へ大きく動く場合でも、下方向へ大きく動く場合でも、判定時刻に指定されたレンジの外側にあれば条件成立となる商品があります。

レンジアウトでも、値動きの大きさが重要になります。

レンジインとレンジアウトの違いを比較

主な違いを整理すると、次のようになります。

比較項目レンジインレンジアウト
予測する内容指定された範囲内に収まる指定された範囲外へ出る
判定基準指定されたレンジの内側指定されたレンジの外側
重視する値動き一定範囲に収まるか範囲を抜けるほど動くか
方向性上下方向そのものは中心ではない上・下どちらへの動きでも成立する場合がある
主な確認ポイントレンジ幅・判定時刻・値動きレンジ幅・判定時刻・値動き

大きな違いは、

レンジイン=範囲内に収まることを予測

するのに対して、

レンジアウト=範囲外へ出ることを予測

する点です。

レンジ幅とボラティリティが重要

レンジイン・レンジアウトでは、指定されるレンジの幅と、相場の**ボラティリティ(値動きの大きさ)**が重要です。

レンジが広い・狭い場合

たとえば、

159.90円~160.10円

と、

159.50円~160.50円

では、レンジの広さが異なります。

他の条件が同じであれば、広いレンジほど価格が範囲内に残る余地は大きくなります。

一方、狭いレンジでは、小さな値動きでも範囲外へ出る可能性があります。

ただし、

広いレンジだからレンジインが有利

狭いレンジだからレンジアウトが有利

と単純に判断することはできません。

レンジ幅の違いは、オプション価格などにも反映されます。

値動きが大きい・小さい場合

一般に、値動きが小さい相場では価格が一定範囲内に残りやすく、大きく動く相場ではレンジを抜けやすくなる場合があります。

たとえば、重要な経済指標や中央銀行の金融政策発表などでは、短時間で相場が大きく動くことがあります。

しかし、

低ボラティリティ=レンジインが有利

高ボラティリティ=レンジアウトが有利

と単純には判断できません。

レンジ幅、現在価格との位置関係、判定時刻までの残り時間なども関係するためです。

そのため、レンジインとレンジアウトのどちらか一方が簡単に利益を出せるとはいえません。

また、条件が当たる回数だけでなく購入価格も損益に影響します。購入価格とペイアウトから必要な勝率を考える方法については、
バイナリーオプションの勝率・損益分岐点とは?
で解説しています。

判定するのは途中経過ではなく判定時刻

レンジオプションでは、途中でレンジの内側・外側を行き来しても、それだけで最終結果が決まるわけではありません。

基本的には、判定時刻の価格がどこにあるかが重要です。

たとえば、

159.50円~160.50円

というレンジで、途中にドル円が160.80円まで上昇して一時的にレンジを抜けても、その後160.20円まで戻って判定時刻を迎えれば、判定時刻ではレンジ内です。

反対に、途中までレンジ内に収まっていても、判定直前に大きく動き、レンジ外で判定されることもあります。

したがって、

一度レンジを抜けた=レンジアウト成立

ではありません。

レンジイン・レンジアウトでは、現在価格だけでなく、判定時刻までどの程度時間が残っているかも確認することが重要です。

レンジイン・レンジアウトの購入価格も確認する

レンジオプションにもオプション価格があり、購入価格は一定ではありません。

レンジ幅、現在価格、判定時刻までの残り時間などによって変化します。

そのため、

「この条件なら成立しそう」

という予想だけでなく、いくらで購入し、条件成立時にいくらのペイアウトを受け取れるのかも確認することが重要です。

オプションの購入価格が変動する理由や、購入価格・売却価格の考え方については、
バイナリーオプションの購入価格・スプレッドとは?
で詳しく解説しています。

国内BOではレンジ商品の提供が限られる

国内のバイナリーオプションでは、ラダー方式の商品が多く、レンジ方式を提供している会社・商品は限られています。

現在、GMO外貨「オプトレ!」ではラダーとレンジの両方を提供しています。詳しい商品内容については、
GMO外貨のバイナリーオプション『オプトレ!』とは?
で解説しています。

また、サービス内容の変更によって、レンジ商品の提供が開始・終了することもあります。

レンジイン・レンジアウトを利用したい場合は、現在どの会社がレンジ商品を提供しているのか確認することが重要です。

国内6社の取扱商品や通貨ペア、還元率、取引時間などは
国内バイナリーオプション会社6社の比較
でまとめています。

まとめ

レンジイン・レンジアウトは、判定時刻の価格が指定された価格帯の内側にあるか、外側にあるかを予測するバイナリーオプションです。

主なポイントは、

  • レンジインは指定された価格帯の内側を予測する
  • レンジアウトは指定された価格帯の外側を予測する
  • 上昇・下落方向だけでなく値動きの大きさが重要
  • レンジ幅によって条件成立のしやすさが変わる
  • ボラティリティも重要
  • 途中でレンジを抜けても、それだけで結果は決まらない
  • 基本的には判定時刻の価格が重要
  • 購入価格とペイアウトも確認する

という点です。

レンジインは**「指定された範囲に収まるか」、レンジアウトは「指定された範囲を抜けるか」**を見る取引と考えると理解しやすいでしょう。

実際に取引するときは、レンジ幅・現在価格・判定時刻・ボラティリティ・購入価格・ペイアウトなどの商品条件を理解したうえで判断することが重要です。

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