トライオートCFDに興味があっても、
「普通のCFDとは何が違うの?」
「自動売買はどのような仕組み?」
「自分で売買することもできるの?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
トライオートCFDは、インヴァスト証券が提供するCFDサービスです。
株価指数やETFなどを原資産とするCFDを取引でき、自動売買とマニュアル取引の両方に対応しています。
この記事では、トライオートCFDの特徴や取扱銘柄、自動売買の仕組み、レバレッジ、取引コスト、メリット・デメリットについて初心者向けにわかりやすく解説します。
トライオートCFDとは?
トライオートCFDは、インヴァスト証券株式会社が提供するCFDサービスです。
現在は、大きく分けて、
- 株価指数CFD
- バラエティCFD
を取引できます。
また、自分で売買判断を行うマニュアル取引だけでなく、あらかじめ設定したルールに従って注文を繰り返す自動売買も利用できます。
トライオートCFDの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | インヴァスト証券株式会社 |
| 取引対象 | 株価指数CFD・バラエティCFD |
| 取引方法 | 自動売買・マニュアル取引 |
| 株価指数CFDのレバレッジ | 10倍 |
| バラエティCFDのレバレッジ | 5倍 |
| 自動売買 | セレクト・ビルダーなど |
| 取引手数料 | 無料 |
| 口座開設・管理費 | 無料 |
| 取引環境 | PC・スマホ対応 |
| ロスカット | 有効比率100%以下 |
株価指数CFDとバラエティCFDでは、レバレッジや取扱銘柄、取引時間などの条件が異なります。
トライオートCFDの取扱銘柄
トライオートCFDでは、世界の株価指数に加えて、ETFなどを原資産としたバラエティCFDを取引できます。
株価指数CFD
株価指数CFDでは、次のような銘柄を取引できます。
- 日本225
- 米国D30
- 米国NQ100
- 米国S500
- 米国R2000
- ドイツ40
- イギリス100
- 香港HS
日本・米国・欧州・香港などの代表的な株価指数が対象となっています。
トライオートCFDで取り扱っている主要な株価指数については、「日経225 CFD」、「NYダウ CFD」、「NASDAQ100 CFD」、「S&P500 CFD」の記事でも、それぞれの指数の特徴や値動きに影響する材料を詳しく解説しています。
バラエティCFD
バラエティCFDでは、ETFなどを原資産としたさまざまな銘柄を取引できます。
代表例には、
- ナスダック100トリプル
- 半導体トリプル
- 金ダブル
- 量子コンピュータ
- 航空宇宙&防衛
- 原油ETF
- S&P500ETF
などがあります。
株価指数だけでなく、半導体や金、原油、テーマ型ETFなどに関連する値動きを取引できるのが特徴です。
なお、バラエティCFDにはレバレッジ型ETFを原資産とする銘柄もあります。
レバレッジ型ETFは値動きが大きくなる場合があるため、取引前に原資産の特徴も確認しておきましょう。
取扱銘柄は変更される場合があるため、実際に取引するときは最新のラインアップを確認することが重要です。
TOPIXに関連するCFDについては、
参考記事:「TOPIX CFDとは?日経225 CFDとの違い・特徴・取引方法を解説」で、
TOPIXを参照する指数CFDとTOPIX連動ETFを原資産とするCFDの違いも解説しています。
2026年7月にサービス構成を変更
2026年7月には、従来のトライオートETFがトライオートCFDへ統合され、現在は「株価指数CFD」と「バラエティCFD」という構成になっています。
ただし、両口座の資金や建玉はそれぞれ独立して管理されます。
古い情報では「トライオートETF」という名称が使われている場合があるため、現在のサービス内容を確認するときは注意しましょう。
トライオートCFDの自動売買とは?
トライオートCFDの大きな特徴が、CFDの自動売買を利用できることです。
自動売買では、あらかじめ設定されたルールに従ってシステムが注文を繰り返します。
ただし、自動売買を利用すれば利益が保証されるわけではありません。
参考記事:「CFDの自動売買とは?仕組み・メリット・リスクを解説」
あらかじめ設定したルールに従って売買を繰り返す
自動売買では、設定した条件に従って新規注文と決済注文を繰り返します。
基本的なイメージは、
新規注文
↓
新規注文が約定
↓
決済注文
↓
決済
↓
次の新規注文
という流れです。
常に自分でチャートを見ながら注文する必要はありませんが、自動売買を稼働した後も、建玉や損益、口座資金などを確認する必要があります。
自動売買を選んで始める「セレクト」
トライオートには、あらかじめ用意された自動売買から選ぶセレクトがあります。
自分で売買ルールを一から作成しなくても、運用資金の目安や過去のシミュレーションなどを確認しながら、自動売買を選ぶことができます。
ただし、過去のシミュレーション結果が良かったからといって、将来も同じ成績になるとは限りません。
自分で自動売買を作る「ビルダー」
自分で取引ルールを設定したい場合には、ビルダーを利用できます。
銘柄や売買方向、注文条件などを設定し、自分の考えに合わせた自動売買を作成できます。
複雑なプログラミングコードを書く必要はなく、設定画面から取引ルールを組み立てられる仕組みです。
マニュアル取引もできる
トライオートCFDは、自動売買専用のサービスではありません。
自分で相場を確認し、買い・売りや取引数量を決めて注文するマニュアル取引も利用できます。
そのため、自動売買とマニュアル取引を目的に応じて使い分けることができます。
自動売買と自分で売買判断を行う裁量取引の違いについては、
参考記事:「トライオートCFDと通常のCFD取引の違いとは?自動売買と裁量取引を比較」
で詳しく解説しています。
トライオートCFDのレバレッジ・必要証拠金
トライオートCFDでは、株価指数CFDとバラエティCFDでレバレッジが異なります。
参考記事:「CFDのレバレッジとは?倍率とリスクを解説」
株価指数CFDはレバレッジ10倍
株価指数CFDのレバレッジは10倍です。
例えば100万円相当のポジションであれば、単純計算では約10万円の証拠金が必要となります。
ただし、必要証拠金=余裕を持って取引できる資金ではありません。
相場が予想と反対方向へ動いた場合の含み損も考えて、取引数量を決めることが重要です。
バラエティCFDはレバレッジ5倍
バラエティCFDのレバレッジは5倍です。
単純計算では、取引金額に対して約20%の証拠金が必要となります。
なお、バラエティCFDにはレバレッジ型ETFを原資産とする銘柄もあります。
CFD取引そのもののレバレッジと、原資産であるレバレッジ型ETFの値動きは別の仕組みなので、混同しないようにしましょう。
自動売買では複数の建玉を保有する場合があるため、最低必要証拠金だけでなく、複数の注文が成立した場合も想定して資金を準備する必要があります。
ロスカットにも注意する
トライオートCFDでは、有効比率が100%以下になるとロスカットが行われます。
ただし、相場が急激に変動した場合には、想定より不利な価格で決済されたり、預けた資金を上回る損失が発生したりする可能性があります。
ロスカットだけに頼らず、余裕を持った資金管理を行うことが重要です。
参考記事:「CFDの証拠金・ロスカットとは?仕組みを解説」
トライオートCFDの手数料・取引コスト
トライオートCFDでは取引手数料などが無料ですが、取引コストがまったく発生しないわけではありません。
参考記事:「CFDのスプレッド・手数料・取引コストを解説」
取引手数料などは無料
トライオートCFDでは、
- 取引手数料
- 口座開設手数料
- 口座管理費
- 出金手数料
- 即時入金手数料
などが無料です。
ただし、利用する入金方法などによっては金融機関側の手数料が発生する場合があります。
スプレッドがある
取引手数料が無料でも、売値と買値にはスプレッドがあります。
スプレッドは取引コストの一つで、市場の流動性や価格変動などによって変化する場合があります。
特に自動売買では取引を繰り返すことがあるため、継続的に発生するコストも考えておきましょう。
金利・配当相当額なども確認する
銘柄やポジションの保有状況によっては、金利調整額や配当相当額などが損益に関係する場合があります。
受け取りになる場合と支払いになる場合があり、条件は銘柄や売買方向などによって異なります。
長期間ポジションを保有する場合は、スプレッドだけでなく各種調整額も確認しましょう。
トライオートCFDのメリット
トライオートCFDの主なメリットを整理します。
自動売買を利用できる
セレクトとビルダーを利用でき、手動ですべての注文を出さずにCFDを取引できます。
株価指数やETFなど幅広い銘柄を取引できる
株価指数に加えて、半導体、金、原油、テーマ型ETFなどを原資産とするバラエティCFDも用意されています。
複数のテーマから取引対象を選べる点が特徴です。
マニュアル取引も利用できる
自動売買だけでなく、自分で売買判断を行うマニュアル取引にも対応しています。
相場や取引目的に応じて、自動売買とマニュアル取引を使い分けることができます。
トライオートCFDのデメリット・注意点
自動売買には便利な面がありますが、損失リスクがなくなるわけではありません。
自動売買でも損失は発生する
自動売買は、設定されたルールに従って注文する仕組みです。
そのルールが相場環境に合わなければ、損失が続く可能性があります。
自動売買=自動的に利益が出る仕組み
ではありません。
稼働後も損益や建玉、口座資金などを確認しましょう。
複数の注文が稼働すると必要資金が増える
自動売買では、複数の注文が成立し、同時に複数の建玉を保有する場合があります。
その結果、必要証拠金や含み損が増え、口座の資金余力が小さくなる可能性があります。
自動売買を始めるときは、最初の注文だけではなく、複数のポジションを保有した場合も想定して資金を準備することが重要です。
過去のシミュレーションどおりになるとは限らない
セレクトやビルダーでは、過去の値動きを使ったシミュレーションを確認できます。
ただし、相場環境は変化するため、過去に利益が出ていた自動売買でも将来同じ結果になるとは限りません。
過去のシミュレーション結果は将来の利益を保証するものではないことを理解しておきましょう。
スプレッドや各種調整額がある
取引手数料が無料でも、スプレッドや各種調整額が損益に影響します。
自動売買では取引回数が増える場合もあるため、運用成績だけでなく実際に発生しているコストも確認することが重要です。
トライオートCFDはどんな人に向いている?
トライオートCFDは、株価指数やETFなどを原資産とするCFDで自動売買を利用したい場合の選択肢です。
用意されたルールから選ぶ方法と、自分でルールを作る方法があり、マニュアル取引も利用できます。
一方、自動売買を完全に放置するのではなく、建玉や損益、資金状況を定期的に確認する必要があります。
トライオートCFDの始め方
トライオートCFDを始める場合は、口座開設と入金を行い、取引する銘柄や取引方法を選びます。
口座開設・入金を行う
まず、インヴァスト証券で口座開設を申し込みます。
必要事項を入力し、本人確認書類などを提出すると審査が行われます。
口座開設が完了したら、取引に使用する資金を入金します。
申し込めば必ず口座を開設できるわけではなく、必要書類や手続き方法が変更される場合もあるため、申し込み時に最新の案内を確認しましょう。
取引する銘柄と取引方法を選ぶ
次に、株価指数CFDやバラエティCFDから取引したい銘柄を選びます。
あわせて、
自動売買
または
マニュアル取引
のどちらを利用するか決めます。
銘柄によって値動きの特徴やレバレッジ、取引時間などが異なるため、取引条件を確認しておきましょう。
自動売買を設定して稼働する
自動売買を利用する場合は、セレクトから用意された自動売買を選ぶか、ビルダーで自分のルールを作成します。
稼働する前に、
- 運用資金
- 取引数量
- 注文内容
- 過去のシミュレーション
- 想定されるリスク
などを確認しましょう。
自動売買を開始した後も、損益や建玉、口座資金などを定期的に確認することが重要です。
トライオートCFDについてよくある質問
トライオートCFDは自動売買しかできませんか?
いいえ。
トライオートCFDでは、自動売買だけでなくマニュアル取引も利用できます。
自分で相場を確認し、買い・売りや取引数量を決めて注文することもできます。
自動売買なら放置しても大丈夫ですか?
完全に放置することはおすすめできません。
自動売買は設定したルールに従って注文を行いますが、相場環境の変化によって含み損や建玉が増える可能性があります。
稼働後も、口座資金・有効比率・保有ポジション・損益などを定期的に確認しましょう。
自動売買を自分で作ることはできますか?
はい。
ビルダーを利用すると、自分で条件を設定してオリジナルの自動売買を作成できます。
複雑なプログラミングコードを書く必要はなく、設定画面から取引ルールを組み立てることができます。
まとめ|トライオートCFDは自動売買を活用できるCFDサービス
トライオートCFDの主な特徴は、
- 株価指数CFD・バラエティCFDを取引できる
- 自動売買とマニュアル取引に対応している
- セレクトやビルダーを利用して自動売買できる
- 自動売買でも損失・取引コスト・ロスカットのリスクがある
といった点です。
トライオートCFDは、CFDを自分で取引するだけでなく、自動売買も活用したい場合の選択肢になります。
ただし、自動売買を利用しても資金管理が不要になるわけではありません。
複数の建玉を保有した場合の必要資金や、スプレッド・各種調整額、過去のシミュレーションと実際の運用結果の違いなどを確認し、自分の運用目的や許容できるリスクに合っているかを検討しましょう。

