MT4・MT5を使ってFXを取引したい場合、
「国内FX会社でMT4・MT5を使えるのはどこ?」
「EAで自動売買できるFX会社は?」
「MT4とMT5はどちらを使えばよい?」
と気になる人もいるでしょう。
MT4・MT5は、チャート分析だけでなく、
- FXの注文・決済
- カスタムインジケーター
- EAによる自動売買
- バックテスト
- 複数チャート表示
などに対応する取引プラットフォームです。
ただし、FX会社によって、
- MT4のみでFX取引できる
- MT5でFX取引できる
- MT4からMT5へ移行中
- MT5を分析専用で提供している
- MT5は提供していてもFXはまだ対象外
など対応状況が異なります。
この記事では、MT4・MT5に対応する国内登録FX会社を比較し、EA・発注・取引環境・MT5への移行状況などの違いを解説します。
- MT4・MT5対応の国内FX会社を比較
- MT4・MT5とは?
- MT4とMT5の違いを比較
- 外為ファイネスト|MT4・MT5の両方でFX取引・EAに対応
- 楽天証券|楽天MT4でEA自動売買に対応
- OANDA証券|MT5中心へ移行、MT4は2026年11月終了
- FOREX.com|MT5へ移行、MT4は2026年10月終了
- FXTF|FXはMT4、MT5のFX対応は今後
- JFXのMT5は「分析専用」なので注意
- EA自動売買をするなら何を比較する?
- MT4・MT5対応FX会社を比較するときのポイント
- MT4・MT5対応FX会社を利用するときの注意点
- MT4・MT5に関するよくある質問
- まとめ|MT4・MT5は「発注・EA・移行状況」で比較しよう
MT4・MT5対応の国内FX会社を比較
2026年9月確認時点の主な対応状況を整理すると、次のようになります。
| FX会社 | MT4でFX取引 | MT5でFX取引 | EA自動売買 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 外為ファイネスト | ○ | ○ | ○ | MT4・MT5の両方を提供 |
| 楽天証券 | ○ | × | ○ | 楽天MT4でFX・EA |
| OANDA証券 | 終了移行中 | ○ | ○※ | MT5中心へ移行 |
| FOREX.com | 終了予定 | ○ | ○ | 2026年10月にMT4終了予定 |
| FXTF | ○ | FXは未提供 | MT4で○ | MT5のFX対応は今後 |
| JFX(分析専用) | × | 分析のみ | × | MT5から発注できない |
※OANDA証券では口座・サーバーなどによって利用条件が異なります。
※JFXはMT5チャートを利用できますが、MT5からFXを発注できないため、取引対応会社とは別枠の参考として掲載しています。
外為ファイネストはMT4・MT5の両方をFX取引に利用でき、楽天証券・FXTFでは現在、FX取引でMT4を利用できます。
一方、OANDA証券・FOREX.comではMT4からMT5への移行が進んでいます。
MT4・MT5とは?
MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、MetaQuotes社が開発する取引プラットフォームです。
チャート・注文機能に加えて、
- テクニカル指標
- カスタムインジケーター
- EA
- バックテスト
- 取引環境のカスタマイズ
などを利用できます。
MT5はMT4の後継プラットフォームで、処理性能・時間足・バックテストなどが強化されています。
MT4とMT5の違いを比較
主な違いを整理すると次のようになります。
| 比較項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| 世代 | 旧世代 | 後継 |
| システム | 32bit | 64bit |
| 時間足 | 9種類 | 21種類 |
| プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
| EA | MT4用EA | MT5用EA |
| バックテスト | ○ | より高機能 |
| 処理性能 | 標準 | 高速化 |
| 既存EA・インジケーター | 豊富 | 拡大中 |
MT4は長期間利用されてきたため、既存のEA・カスタムインジケーターが豊富です。
一方、MT5は64bit化され、21種類の時間足や強化されたバックテスト機能などを利用できます。
MT4用EAをMT5でそのまま使えるとは限らない
MT4ではMQL4、MT5ではMQL5という異なるプログラム言語・実行環境を利用します。
そのため、MT4用のEAやインジケーターを、そのままMT5で利用できるとは限りません。
すでにMT4用EAを保有している場合は、MT5版が提供されているか確認しましょう。
外為ファイネスト|MT4・MT5の両方でFX取引・EAに対応
外為ファイネストでは、MT4・MT5の両方をFX取引に利用できます。
両プラットフォームでEAによる自動売買に対応しており、既存のMT4環境を利用しながらMT5へ移行する選択肢もあります。
MT5では21種類の時間足や強化されたバックテスト機能など、MT4より拡張された機能を利用できます。
楽天証券|楽天MT4でEA自動売買に対応
楽天証券では「楽天MT4」を提供しています。
楽天MT4からFXを直接取引でき、EAによる自動売買やバックテスト、カスタムインジケーターの利用にも対応しています。
一方、MT5は提供していないため、既存のMT4用EA・インジケーターを利用したい場合に確認したいFX会社です。
外部EA・インジケーターについては、動作がサポート対象外となる場合があります。
OANDA証券|MT5中心へ移行、MT4は2026年11月終了
OANDA証券ではMT5を提供しており、対応する口座ではFX取引やEAを利用できます。
一方、MT4は提供終了に向けた移行期間に入っています。
2026年9月25日取引終了後:MT4の新規注文停止
2026年9月28日以降:保有ポジションの決済のみ
2026年11月27日取引終了後:MT4サービス終了予定
となっています。
そのため、OANDA証券は現在、単純な「MT4・MT5両対応」ではなく、MT5中心へ移行しているFX会社として考えるのが適切です。
FOREX.com|MT5へ移行、MT4は2026年10月終了
FOREX.comではMT5でFX・CFDなどを取引でき、EAにも対応しています。
一方、MT4は、
2026年10月17日午前5時(日本時間)
に口座アクセス終了・MT4口座閉鎖が予定されています。
対象となる残高・保有ポジション・未約定注文は原則MT5へ移行されますが、MT4のチャート設定やインジケーターなどはそのまま引き継がれません。
既存のMT4環境を利用している場合は、MT5側で再設定が必要です。
FXTF|FXはMT4、MT5のFX対応は今後
FXTFではMT4・MT5の両方が提供されていますが、2026年9月時点では取引対象が異なります。
FXTF MT4ではFXを直接取引でき、EAによる自動売買にも対応しています。
一方、2026年9月に提供開始されたMT5では、
- 商品CFD
- 暗号資産CFD
が取引対象で、**FXは「Coming Soon」**と案内されています。
したがって現時点では、
FXTF=FXはMT4、MT5でのFX取引は今後
と整理するのが分かりやすいでしょう。
JFXのMT5は「分析専用」なので注意
JFXではMT5チャートを利用できますが、チャート分析専用です。
MT5からFXを発注することはできず、ポジション・注文・口座情報などもMT5には反映されません。
実際の発注・口座管理には「MATRIX TRADER」を利用します。
そのためJFXは、MT5でFXを直接取引する会社ではなく、MT5を分析ツールとして利用できる参考例として考えましょう。
EA自動売買をするなら何を比較する?
MT4・MT5でEAを利用したい場合は、単に「EA対応」だけで判断しないようにしましょう。
| 比較項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| EA対応 | EAによる自動売買が認められているか |
| EA形式 | MT4用・MT5用のどちらか |
| バックテスト | 過去データで検証できるか |
| VPS | 24時間稼働させる環境 |
| 取引条件 | スプレッド・手数料 |
| 取引ルール | 高頻度取引などの制限 |
| サポート | 外部EAの動作がサポート対象か |
EAの対応プラットフォームを確認する
保有しているEAがある場合は、MT4用かMT5用かを確認しましょう。
MT4からMT5へ移行する場合は、EAの互換性やMT5版の有無を確認する必要があります。
取引条件・ルールも確認する
EAを利用できても、FX会社によってスプレッド・手数料・高頻度取引などのルールは異なります。
EAの売買頻度と取引条件の相性も確認しましょう。
24時間稼働にはVPSを利用する方法もある
EAを自宅PCで動かす場合は、PCの電源と通信環境を維持する必要があります。
24時間安定して稼働させたい場合は、VPSを利用する方法もあります。
MT4・MT5対応FX会社を比較するときのポイント
比較するときは、次の項目を確認しましょう。
| 比較項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| プラットフォーム | MT4・MT5のどちらに対応するか |
| 発注 | MetaTraderから直接FX取引できるか |
| EA | 自動売買に対応しているか |
| EA形式 | MQL4・MQL5 |
| バックテスト | 検証機能・処理性能 |
| 取引条件 | スプレッド・最低取引単位・手数料 |
| 対応環境 | PC・スマホ・VPS |
| 移行状況 | MT4終了・MT5移行予定 |
特に2026年現在は、MT4を今使えるかだけでなく、今後もサービスが継続するかも重要です。
OANDA証券・FOREX.comのように、MT4の提供終了とMT5への移行を進めている会社もあります。
MT4・MT5対応FX会社を利用するときの注意点
MT4とMT5のEA互換性を確認する
MT4とMT5ではEAの実行環境が異なります。
既存のEA・インジケーターを移行するときは、MT5版が利用できるか確認しましょう。
「MT5対応」でもFX取引できるとは限らない
MT5を提供していても、必ずMT5からFXを発注できるわけではありません。
たとえば、
- JFX:MT5はチャート分析専用
- FXTF:2026年9月時点ではMT5のFX取引は未提供
という違いがあります。
「MT5対応」という表記だけでなく、MT5で実際にFXを取引できるかを確認しましょう。
MT4の提供終了予定を確認する
OANDA証券・FOREX.comのように、MT4からMT5への移行が進んでいる会社があります。
これから利用する場合は、現在の対応状況だけでなく終了予定も確認しましょう。
EAは利益を保証するものではない
EAは設定された条件に従って自動売買しますが、利益を保証するものではありません。
バックテストで良い結果が出ていても、実際の相場では損失が発生する可能性があります。
MT4・MT5に関するよくある質問
MT4とMT5はどちらを使えばよい?
既存のMT4用EA・インジケーターを使いたい場合は、MT4対応状況を確認する必要があります。
新しく取引環境を作る場合は、MT5対応や今後のサービス継続状況も確認するとよいでしょう。
MT4用EAをMT5で使える?
そのまま利用できるとは限りません。
MT4はMQL4、MT5はMQL5を使用するため、MT5版のEAが必要になる場合があります。
MT4は今後なくなる?
MetaTrader全体について一律に断定することはできません。
ただし、国内ではOANDA証券・FOREX.comのようにMT4提供を終了し、MT5へ移行する会社が出ています。
MT5ならどのFX会社でもEAを使える?
FX会社・口座・サービスによって異なります。
また、JFXのようにMT5を分析専用で提供している場合は、MT5からEAによるFX自動売買を行うことはできません。
まとめ|MT4・MT5は「発注・EA・移行状況」で比較しよう
MT4・MT5対応FX会社を比較するときは、
- MT4・MT5のどちらを利用できるか
- MetaTraderから直接FXを発注できるか
- EA自動売買に対応しているか
- MT4用・MT5用EAの違い
- スプレッド・手数料などの取引条件
- MT4終了・MT5移行の予定
を確認することが重要です。
2026年9月確認時点では、外為ファイネストはMT4・MT5の両方でFX・EAに対応しています。
楽天証券・FXTFではFX取引でMT4を利用でき、OANDA証券・FOREX.comではMT5への移行が進んでいます。
また、FXTFのMT5ではFXはまだ提供されておらず、JFXのMT5はチャート分析専用です。
「MT4・MT5対応」という表記だけで判断せず、FXを直接取引できるのか、EAを使えるのか、今後もそのプラットフォームが提供されるのかまで確認しましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、特定のFX会社の利用や投資行動を推奨するものではありません。MT4・MT5の対応状況、EAの利用条件、取引ルール、提供終了予定などは変更される場合があります。利用時は各FX会社の公式サイト・取引ルール・操作マニュアル等で最新情報をご確認ください。

