FX会社を選ぶときは、スプレッドだけでなく、最低取引単位や取引ツールの使いやすさも確認しておきたいポイントです。
SBI FXトレードとGMOクリック証券「FXネオ」は、どちらも主要通貨を取引できますが、最低取引単位やスプレッドの仕組み、取引ツールなどに違いがあります。
この記事では、特に違いが出やすい**「最低取引単位」「スプレッド」「取引ツール」**を中心に、両社を比較します。
SBI FXトレードとGMOクリック証券を比較
まずは、主な違いを確認してみましょう。
| 比較項目 | SBI FXトレード | GMOクリック証券「FXネオ」 |
|---|---|---|
| 最低取引単位 | 1通貨 | 原則1,000通貨※ |
| スプレッド | 注文数量によって区分あり | 通貨ペア・通常/ラージ銘柄などで異なる |
| スワップポイント | あり | あり |
| スマホ取引 | 対応 | 対応 |
| PC取引ツール | WEB NEXT・Rich Client NEXT | はっちゅう君FXプラス |
| 高機能チャート | TradingViewを取引システム内で利用可能 | プラチナチャート |
| 少額取引 | 1通貨から細かく調整しやすい | 原則1,000通貨から |
※GMOクリック証券では、多くの通貨ペアを最小1,000通貨から取引できますが、ハンガリーフォリント/円・南アフリカランド/円・メキシコペソ/円は最小10,000通貨です。
大きな違いは、SBI FXトレードが1通貨から取引できることです。
一方、GMOクリック証券は、はっちゅう君FXプラスやプラチナチャート、スピード注文など、PCを含めた取引環境が充実しています。
最低取引単位を比較|SBI FXトレードは1通貨から
FX初心者にとって分かりやすい違いが、最低取引単位です。
SBI FXトレードは1通貨から取引できる
SBI FXトレードでは、1注文あたり1通貨単位から取引できます。1注文あたりの最大数量は1,000万通貨です。
たとえば米ドル/円なら、
- 1通貨
- 10通貨
- 100通貨
- 1,000通貨
といったように、取引数量を細かく調整できます。
いきなり大きな数量を取引することに不安がある場合でも、少額から実際の注文や決済を経験しやすいのが特徴です。
GMOクリック証券は原則1,000通貨から
GMOクリック証券「FXネオ」は、多くの通貨ペアで最小1,000通貨から取引できます。
ただし、ハンガリーフォリント/円・南アフリカランド/円・メキシコペソ/円については、最小10,000通貨となっています。
そのため、1,000通貨よりさらに小さい数量から始めたい場合は、SBI FXトレードの方が取引数量を細かく調整できます。
一方、最初から1,000通貨以上で取引する予定であれば、最低取引単位だけでなく、スプレッドや取引ツールも比較するとよいでしょう。
SBI FXトレードとGMOクリック証券のスプレッドを比較
スプレッドはFXの取引コストに関わるため、FX会社を比較するときに重要なポイントです。
ただし、両社とも条件によってスプレッドが異なるため、表示されている数字だけを単純に比較しないようにしましょう。
SBI FXトレードは注文数量によってスプレッドが異なる
SBI FXトレードでは、注文数量によってスプレッドの区分が設定されています。
主な区分は、
- 1~100万通貨
- 100万1~300万通貨
- 300万1~500万通貨
- 500万1~1,000万通貨
です。
たとえば米ドル/円でも、注文数量が大きくなると基準となるスプレッドが変わる場合があります。
そのため、SBI FXトレードのスプレッドを確認するときは、自分が実際に取引する数量の区分を見ることが大切です。
GMOクリック証券は通常銘柄とラージ銘柄にも注意
GMOクリック証券では、一部の主要通貨ペアについて、通常銘柄とは別にラージ銘柄が用意されています。
米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルでは通常銘柄とラージ銘柄があり、配信レートやスプレッドが異なります。
大きな数量を取引する場合は、通常銘柄だけでなくラージ銘柄の条件も確認しておきましょう。
スプレッドは同じ条件で比較する
両社のスプレッドを比較するときは、
同じ通貨ペア・同程度の取引数量・同じ時間帯
で確認するのがポイントです。
スプレッドは、市場の流動性が低下した時間帯や重要経済指標の発表前後などに拡大することがあります。SBI FXトレードも、早朝や重要指標発表前後にはスプレッドが拡大する可能性があると案内しています。
その他の取引条件|スワップ・取扱通貨ペアを比較
最低取引単位やスプレッドに加えて、スワップポイントや取扱通貨ペアも確認しておきましょう。
スワップポイントは最新の付与額を確認する
SBI FXトレード、GMOクリック証券ともに、ポジションを保有することで通貨ペアや売買方向に応じたスワップポイントが発生します。
スワップポイントは固定ではなく、金利情勢などによって変動します。GMOクリック証券も、各国の金利情勢によってスワップポイントが変動すると案内しています。
そのため、高金利通貨などを中長期で保有する場合は、過去のスワップではなく、取引前に最新の付与額を確認することが重要です。
また、スワップポイントを受け取れても、為替レートが大きく下落すれば為替差損が発生する可能性があります。
取扱通貨ペアも確認する
SBI FXトレードでは、34通貨ペアを取り扱っています。
GMOクリック証券でも、米ドル/円・ユーロ/円・ポンド/円などの主要通貨に加え、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、豪ドル/NZドルなど複数の通貨ペアを取引できます。
米ドル/円など主要通貨を中心に取引するのであれば、単純な通貨ペア数よりも、最低取引単位・スプレッド・取引ツールの違いを重視した方が比較しやすいでしょう。
スマホアプリ・取引ツール・注文機能を比較
もう一つ大きな比較ポイントが、スマホアプリやPC取引ツールです。
SBI FXトレードの取引ツール
SBI FXトレードでは、スマートフォンアプリに加えて、
WEB NEXT
Rich Client NEXT
などを利用できます。
また、WEB NEXTとRich Client NEXTでは、TradingViewを利用した高機能チャートを利用できます。
これはTradingViewの外部画面からSBI FXトレード口座へ直接発注するという意味ではなく、SBI FXトレードの取引システム内でTradingViewの分析機能を利用できる仕組みです。
そのため、1通貨から少額で取引しながら、TradingViewを使ったチャート分析も行いたい人には確認しておきたい機能です。
GMOクリック証券の取引ツール
GMOクリック証券では、スマートフォンアプリのほか、
はっちゅう君FXプラス
プラチナチャート
などを利用できます。
はっちゅう君FXプラスでは、為替レート・注文・保有ポジション・口座情報などを一つの画面に配置でき、レイアウトも変更できます。
さらに、1クリックで発注できるスピード注文に対応しています。
新規注文だけでなく、決済・ドテン・同一通貨ペアの全決済なども操作できるため、素早い発注を重視する場合に確認しておきたい機能です。
プラチナチャートでは、FXネオの通貨ペアだけでなくCFD銘柄のチャートも表示でき、チャート上からスピード注文を行うこともできます。
SBI FXトレードが向いている人
SBI FXトレードは、次のような人に向いています。
- 1通貨から少額でFXを始めたい人
- 取引数量を細かく調整したい人
- 最初は小さなポジションで実取引に慣れたい人
- スマホとPCを使い分けたい人
- TradingViewを使ったチャート分析も行いたい人
特に、1通貨から取引できることは、SBI FXトレードを比較するときの大きな特徴です。
FX初心者が少額から実際の取引を経験したい場合は、確認しておきたい選択肢です。
GMOクリック証券が向いている人
GMOクリック証券は、次のような人に向いています。
- 原則1,000通貨以上で取引する人
- PCの取引環境を重視する人
- 高機能チャートを使いたい人
- スピード注文を利用したい人
- スマホとPCの両方で取引したい人
最低取引単位の小ささよりも、チャート・注文機能・PC取引ツールなどの取引環境を重視する場合に比較しておきたいFX会社です。
SBI FXトレードとGMOクリック証券の比較まとめ
SBI FXトレードは、1通貨から取引できるため、少額から段階的にFXを始めたい人に特徴があります。
一方、GMOクリック証券は原則1,000通貨からの取引となりますが、はっちゅう君FXプラス・プラチナチャート・スピード注文など、取引ツールや発注環境が充実しています。
どちらを選ぶ場合も、最低取引単位だけで決めるのではなく、自分が取引する通貨ペアのスプレッド・スワップポイント・利用したい取引ツールまで含めて比較することが大切です。
※スプレッド、スワップポイント、取引条件などは変更される場合があります。取引前に各社公式サイトで最新情報を確認してください。

