IG証券でFXを取引するとき、
「ロスカットは証拠金率何%で発生する?」
「マージンコールとロスカットは何が違う?」
「証拠金はどのくらい必要?」
と気になっている人もいるでしょう。
IG証券では、証拠金率に応じてマージンコールやロスカットが行われます。
特に、証拠金率75%以下での常時ロスカットと、営業日午前11時の定時ロスカットでは基準が異なるため注意が必要です。
この記事では、IG証券FXの維持証拠金、証拠金率、マージンコール、ロスカットルールについて解説します。
IG証券FXの証拠金・ロスカットルールを最初に確認
個人口座のFXにおける主なルールは次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低維持証拠金率 | 4%~ |
| 最大レバレッジ | 25倍 |
| マージンコール | 証拠金率100%未満 |
| 常時ロスカット | 証拠金率75%以下 |
| 東京定時ロスカット | 営業日午前11時に100%未満 |
| ロスカット時 | 予約注文の取消・ポジションの一部または全部を決済 |
重要なのは、75%まで下がらなければロスカットされないわけではないという点です。
75%を上回っていても、営業日の午前11時時点で証拠金率100%未満なら、東京定時ロスカットの対象になります。
IG証券FXの維持証拠金とは?
FXでは、取引金額の全額を用意するのではなく、一定の証拠金を預けて取引します。
ロスカットルールを理解するために、主な用語を確認しておきましょう。
維持証拠金額
維持証拠金額とは、ポジションを保有するために必要となる証拠金です。
基本的には、
取引総額 × 維持証拠金率
で計算します。
たとえば取引総額が100万円、維持証拠金率が4%なら、
100万円 × 4%=4万円
が維持証拠金額の目安です。
証拠金有効残高
証拠金有効残高は、口座の証拠金残高に保有ポジションの評価損益などを反映した金額です。
含み損が増えると証拠金有効残高が減少し、ロスカットに近づきます。
証拠金率
ロスカット判定では証拠金率が重要になります。
基本的な考え方は、
証拠金率=証拠金有効残高 ÷ 維持証拠金額 × 100
です。
たとえば、
- 証拠金有効残高:8万円
- 維持証拠金額:4万円
なら、
8万円 ÷ 4万円 × 100=200%
となります。
含み損によって証拠金有効残高が減ると、証拠金率も低下します。
IG証券FXの維持証拠金率は最低4%
IG証券の個人口座では、FXの維持証拠金率は**最低4%**です。
4%の場合、最大レバレッジは25倍となります。
ただし、すべての通貨ペアや取引数量で常に4%になるわけではありません。
- 通貨ペア
- 市場環境
- ポジション量
などによって、4%を超える維持証拠金率が設定される場合があります。
実際に必要となる証拠金は、取引前に最新条件を確認しましょう。
マージンコールは証拠金率100%未満
IG証券では、証拠金率が100%未満になるとマージンコールの状態になります。
マージンコールは、証拠金に余裕が少なくなっていることを知らせる注意喚起です。
証拠金率100%とは、証拠金有効残高と維持証拠金額が同じ水準になった状態です。
100%を下回った瞬間に必ずロスカットされるわけではありませんが、75%以下まで低下した場合や、午前11時の定時判定で100%未満だった場合はロスカット対象になります。
相場は短時間で大きく動くことがあるため、通知だけに頼らず、取引画面で証拠金率や証拠金有効残高を確認することが重要です。
証拠金率75%以下で常時ロスカット
IG証券では、証拠金率が75%以下になると常時ロスカットの対象になります。
ロスカットが行われると、
- 予約注文の取消
- 保有ポジションの一部または全部の強制決済
などが行われ、証拠金率が100%以上へ回復するように処理されます。
相場が急変した場合は、証拠金率が短時間で大きく低下する可能性もあるため注意が必要です。
午前11時は100%未満でも定時ロスカット
IG証券には、75%以下で発動する常時ロスカットとは別に、東京定時ロスカットがあります。
営業日の日本時間午前11時時点で、
証拠金率100%未満
の場合、予約注文の取消や保有ポジションの強制決済が行われます。
たとえば午前10時59分時点で証拠金率が90%だった場合、75%を上回っていても午前11時の定時判定ではロスカット対象になります。
75%ロスカットと100%定時ロスカットの違い
2つのロスカット基準を整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 常時ロスカット | 東京定時ロスカット |
|---|---|---|
| 判定タイミング | 常時 | 営業日午前11時 |
| 証拠金率の基準 | 75%以下 | 100%未満 |
| 予約注文 | 取消対象 | 取消対象 |
| 保有ポジション | 一部または全部を決済 | 一部または全部を決済 |
75%=常時判定
100%=午前11時の定時判定
と覚えると分かりやすいでしょう。
ロスカット時の決済順序
ロスカットでは、すべてのポジションが必ず同時に決済されるとは限りません。
IG証券では原則として、
- 予約注文を取り消す
- ストップ注文が付いていないポジション
- ストップ注文が付いているポジション
- 最大損失が限定されているポジション
という順で処理されます。
同じ区分では、原則として古いポジションから決済されます。
最大損失が限定されているポジションには、ノースリッページ注文を設定したポジションなどが含まれます。
ただし、市場状況や取引時間などによって処理順序が変わる場合があります。
ロスカットでも損失が証拠金以内とは限らない
ロスカットがあるからといって、損失が必ず預けた証拠金の範囲内に収まるとは限りません。
相場急変時や週明けの窓開けなどでは、ロスカット判定から実際の約定までに価格が大きく動く可能性があります。
その結果、想定より不利な価格で決済され、損失が拡大することがあります。
ロスカットは損失拡大を抑えるための仕組みですが、損失額そのものを保証する制度ではありません。
ロスカットリスクを抑えるために確認したいこと
証拠金率に余裕を持つ
証拠金率100%付近までポジションを持つと、少し相場が逆方向へ動いただけでもロスカットへ近づきます。
必要証拠金ぎりぎりではなく、証拠金余力を確保することが重要です。
ポジションサイズを大きくしすぎない
取引数量が大きいほど、同じ値動きでも損益変動が大きくなります。
口座資金に対して大きすぎるポジションを持たないようにしましょう。
午前11時の定時判定を意識する
証拠金率が75%を上回っていても、営業日の午前11時時点で100%未満ならロスカット対象になります。
特に100%を下回った状態では、午前11時の定時判定にも注意が必要です。
逆指値などを利用して、事前に損失管理を行うことも重要です。
最新の維持証拠金率を確認する方法
IG証券の維持証拠金率は、通貨ペアや市場環境などによって変更される場合があります。
実際に注文する前には、取引システムの銘柄詳細や取引情報などから、
- 維持証拠金率
- 維持証拠金額
- 最低取引数量
- 現在の証拠金率
を確認しておきましょう。
過去の数値だけで判断せず、実際の取引画面に表示される最新条件を確認することが重要です。
まとめ|75%の常時ロスカットと午前11時の定時判定に注意
IG証券FXのロスカット・証拠金ルールについて、ポイントを整理すると次のとおりです。
- 個人口座FXの維持証拠金率は最低4%~
- 証拠金率100%未満でマージンコールとなる
- 証拠金率75%以下になると常時ロスカットの対象になる
- 営業日午前11時は、証拠金率100%未満でも東京定時ロスカットの対象になる
IG証券では、75%の常時ロスカットと、午前11時の100%未満による東京定時ロスカットを区別して理解することが重要です。
必要証拠金ぎりぎりまで取引するのではなく、証拠金率やポジションサイズを確認しながら余裕を持って資金管理を行いましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、特定のFX会社の利用や投資行動を推奨するものではありません。維持証拠金率・ロスカット基準・判定時刻・執行ルールなどは変更される場合があります。実際に取引する際は、IG証券公式サイトおよび取引画面で最新情報をご確認ください。

