FXTFでは、証拠金維持率を基準にロスカットが判定されます。
ただし、通常時と毎営業日の証拠金率判定時刻では基準が異なるため注意が必要です。
この記事では、FXTFのロスカット基準、証拠金維持率の計算方法、判定時間、値洗いや強制決済時の注意点を解説します。
FXTFのロスカットルールとは?
FXTF MT4とGXの主なロスカットルールは次のとおりです。
| 項目 | FXTF MT4 | FXTF GX |
|---|---|---|
| 通常時のロスカット基準 | 証拠金維持率50%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
| 証拠金率判定時刻 | 15:30~15:45のうち約1分間 | 15:35~15:50の一時点 |
| 判定時刻の基準 | 100%以下 | 100%未満 |
| 証拠金維持率の計算 | ティック更新ごと | ティック更新ごと |
| ロスカット手数料 | 0円 | 0円 |
証拠金維持率とは?計算方法を確認
証拠金維持率は、必要証拠金に対して、口座にどの程度の有効証拠金があるかを示す数値です。
計算式は次のとおりです。
証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 ×100
例えば、
- 有効証拠金:10万円
- 必要証拠金:5万円
の場合、
10万円 ÷ 5万円 ×100=200%
となります。
有効証拠金は、口座残高に保有ポジションの評価損益やスワップ損益などを反映した金額です。
FXTF MT4では、建玉連動手数料も有効証拠金の計算に反映されます。
含み損が増えて有効証拠金が減少すると、証拠金維持率も低下します。
FXTFのロスカット基準
通常時は証拠金維持率50%以下
FXTF MT4・GXともに、証拠金率判定時刻以外では、
証拠金維持率50%以下
になるとロスカットの対象になります。
MT4は15:30~15:45のうち約1分間に100%以下
FXTF MT4では、毎営業日の15:30~15:45の間のうち、およそ1分間が証拠金率判定時刻です。
この判定時刻に、
証拠金維持率100%以下
になるとロスカットが執行されます。
GXは15:35~15:50の一時点に100%未満
FXTF GXでは、毎営業日の15:35~15:50の一時点が証拠金率判定時刻です。
この時点で、
証拠金維持率100%未満
になるとロスカットが執行されます。
MT4では「100%以下」、GXでは「100%未満」という違いがあります。
証拠金率判定時刻には必要証拠金が再計算される
FXTFでは、毎営業日の証拠金率判定にあわせて必要証拠金の再計算である「値洗い」が行われます。
FXTF MT4では、15:30~15:45の間のいずれかの時点のレートを使って必要証拠金が再計算されます。
GXでは15:30以降、15:35~15:50の証拠金率判定時刻より前に値洗いが行われます。
そのため、保有ポジションの評価損益だけでなく、必要証拠金の変化によって証拠金維持率が変わる場合がある点にも注意が必要です。
FXTFのロスカットはどのように執行される?
損失の大きいポジションから強制決済される
ロスカット基準に到達すると、原則として損失の大きいポジションから順に強制決済されます。
通常時は証拠金維持率が50%を上回るまで、証拠金率判定時刻では各取引システムの100%基準を満たすまで決済が行われます。
ただし、取引状況によって決済される順序が異なる場合があります。
判定時の価格で必ず約定するわけではない
ロスカットの判定から実際に注文が執行されるまでには時間差があります。
そのため、ロスカット基準に達したときのレートと、実際の決済レートが同じになるとは限りません。
相場が急激に変動している場合は、想定より不利な価格で約定する可能性があります。
FXTFのロスカットで注意したいこと
「50%まで余裕がある」と考えない
通常時のロスカット基準は50%以下ですが、毎営業日の証拠金率判定時刻には100%前後まで基準が引き上がります。
そのため、
「証拠金維持率が50%になるまではロスカットされない」
と考えるのは適切ではありません。
特に判定時間が近い場合は、現在の証拠金維持率を確認しておきましょう。
急変時は預けた資金を超える損失が発生する場合がある
ロスカットは損失の拡大を抑える仕組みですが、損失額そのものを保証するものではありません。
急激な相場変動では、ロスカット後でも預けた資金を超える損失が発生する可能性があります。
ポジションを保有している間は、取引画面で証拠金維持率を継続して確認しましょう。
まとめ|通常時50%と毎日の100%基準を区別しよう
FXTFでは、通常時は証拠金維持率50%以下になるとロスカットが執行されます。
一方、毎営業日の証拠金率判定時刻には100%前後が基準となり、MT4とGXでは判定時間や「以下・未満」の条件にも違いがあります。
50%という数字だけで判断せず、証拠金率判定時刻と現在の証拠金維持率を確認し、余裕を持って資金管理することが重要です。

