FXを始めようと思っても、
「最初から1,000通貨や1万通貨で取引するのは不安」
「できるだけ少額で実際のFXを経験してみたい」
と考える方もいるでしょう。
SBI FXトレードの大きな特徴は、1通貨単位から取引できることです。
米ドル/円なら1米ドル単位から注文できるため、取引数量をかなり小さく設定できます。
そのため、SBI FXトレードは、少額から実際のFXを経験したい初心者にとって検討しやすいFX会社の一つです。
ただし、1通貨から取引できてもFXの損失リスクがなくなるわけではありません。また、SBI FXトレードでは注文数量などによってスプレッドの条件が変わる点にも注意が必要です。
この記事では、SBI FXトレードの1通貨取引を中心に、特徴、メリット、注意点、取引コスト、取引ツール、口座開設前に確認しておきたいポイントまで初心者向けに解説します。
SBI FXトレードとは?
SBI FXトレードは、SBI FXトレード株式会社が提供する店頭外国為替証拠金取引サービスです。
SBI FXトレード株式会社は金融商品取引業者として登録されており、登録番号は関東財務局長(金商)第2635号です。また、一般社団法人金融先物取引業協会にも加入しています。
主な取引条件をまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | SBI FXTRADE |
| 最小取引数量 | 1通貨 |
| 1注文あたり最大数量 | 1,000万通貨 |
| 取扱通貨ペア | 34通貨ペア |
| 個人口座の最大レバレッジ | 原則25倍(一部通貨ペアを除く) |
| 取引手数料 | 無料 |
| 口座開設費・口座維持費 | 無料 |
| スマホアプリ | 対応 |
| PC取引 | 対応 |
※2026年9月時点。サービス内容や取引条件は変更される場合があります。最新情報はSBI FXトレード公式サイトで確認してください。SBI FXTRADEでは1通貨から取引でき、1注文あたり最大1,000万通貨、34通貨ペアに対応しています。個人口座の最大レバレッジは原則25倍ですが、一部通貨ペアには異なる上限が設定されています。
SBIグループのFXサービス
SBI FXトレード株式会社は、SBIリクイディティ・マーケット株式会社を株主とするSBIグループの企業です。
なお、名称が似ていますが、SBI FXトレードとSBI証券のFXは別のサービスです。
最低取引単位や取扱通貨ペア、取引ツールなども異なるため、申し込む際はどちらのサービスなのか確認しておきましょう。
SBI FXトレードは初心者に向いている?
SBI FXトレードは、少額から実際のFXを経験したい初心者には検討しやすいFX会社です。
特に大きいのが、1通貨から取引できることです。
最初から1,000通貨や1万通貨を取引する必要がなく、自分の資金や経験に合わせて取引数量を小さく設定できます。
ただし、最低取引単位が小さいからといってFXそのものが安全になるわけではありません。
SBI FXトレードの特徴を生かすのであれば、最初から取引数量を大きくせず、自分で管理できる範囲から始めることが重要です。
SBI FXトレードの大きな特徴は1通貨から取引できること
SBI FXトレードを他のFX会社と比較するとき、特に注目したいのが1通貨取引です。
1通貨取引とは?
FXでは、取引する外貨の数量を「通貨」で表します。
たとえば米ドル/円なら、
- 1通貨=1米ドル
- 100通貨=100米ドル
- 1,000通貨=1,000米ドル
- 1万通貨=1万米ドル
です。
SBI FXトレードでは1注文あたり1通貨から注文でき、同社ではLotではなく通貨数量で取引数量を指定します。
1通貨なら必要証拠金も小さくなる
たとえば米ドル/円が1ドル=150円の場合、1通貨は150円相当の取引です。
証拠金率4%で単純計算すると、
150円 × 4%=6円
となり、1通貨あたりの必要証拠金は約6円が目安になります。
ただし、これは**「6円だけあれば安全に取引できる」という意味ではありません。**
必要証拠金ぎりぎりで取引すると、相場が少し逆方向へ動いただけでも証拠金維持率が低下しやすくなります。
実際に取引する場合は、必要証拠金とは別に余裕を持った資金管理が必要です。個人口座では原則として証拠金率4%、最大レバレッジ25倍が適用されますが、一部通貨ペアは例外です。
取引数量によって損益の大きさが変わる
米ドル/円が1円動いた場合の損益を比較すると、取引数量の違いが分かりやすくなります。
| 取引数量 | 米ドル/円が1円動いた場合の損益目安 |
|---|---|
| 1通貨 | 約1円 |
| 100通貨 | 約100円 |
| 1,000通貨 | 約1,000円 |
| 1万通貨 | 約1万円 |
同じ1円の値動きでも、取引数量によって損益額は大きく変わります。
そのため、初心者がFXを練習するときは、利益額を大きくすることよりも、自分が管理できる取引数量を選ぶことが重要です。
少額で実際の取引を経験しやすい
実際のお金を使って取引すると、
「含み損が出たときにどう感じるか」
「決めたところで損切りできるか」
など、知識だけでは分からない部分も経験します。
1通貨から取引できれば、損益額を小さく抑えながら、注文、決済、損切りなどの流れを経験しやすくなります。
SBI FXトレードのメリット
1通貨単位で取引数量を調整できる
SBI FXトレードでは、10通貨、100通貨、500通貨など、1通貨単位で数量を調整できます。
損切り幅や許容できる損失額に合わせて取引数量を設定しやすいことは、資金管理を考えるうえでもメリットです。
34通貨ペアを取り扱っている
SBI FXトレードでは、2026年9月時点で34通貨ペアを取り扱っています。
米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円などの主要通貨ペアだけでなく、さまざまな通貨ペアから選べます。
ただし、通貨ペアによって値動きやスプレッドなどは異なります。
初心者は取扱数の多さだけで判断せず、自分が取引する通貨ペアの特徴を確認しておきましょう。
スマホアプリに初心者向けモードがある
SBI FXトレードのスマホアプリでは、**「かんたんモード」と「標準モード」**を切り替えて利用できます。
かんたんモードには、取引の流れを確認できる「取引ナビゲーター」など、FXを始めたばかりの人向けの機能も用意されています。
初めてFXの取引画面を使う方は、まず基本的な注文やポジション確認などから操作に慣れていくとよいでしょう。
信託保全の仕組みがある
SBI FXトレードでは、顧客から預かった証拠金などを自社の資産と区分して管理する信託保全の仕組みを採用しています。
ただし、信託保全はFX取引による損失や元本を保証する制度ではありません。
為替変動による損失リスクとは分けて理解しておきましょう。
SBI FXトレードの注意点・デメリット
1通貨取引でも損失リスクはある
1通貨なら損益額を小さく抑えやすくなりますが、FXは元本保証のある取引ではありません。
相場が予想と反対方向へ動けば損失が発生します。
また、取引数量を増やせば、それに応じて損益額も大きくなります。
注文数量などによってスプレッド条件が変わる
SBI FXトレードでは、注文数量によって提示レートやスプレッドの区分が変わります。
そのため、少額取引時に表示されるスプレッドだけを見て、すべての取引数量で同じ条件だと考えないよう注意が必要です。
相場状況によってスプレッドが広がることがある
スプレッドは常に一定とは限りません。
SBI FXトレードでは、市場の流動性が低下している状況や重要な経済指標の発表時間帯、市場が急変した場合などには、通常と異なるスプレッドになることがあると案内しています。
こうした時間帯は値動き自体も大きくなりやすいため、初心者は特に注意しましょう。
少額取引では利益額も小さくなるが、初心者の練習には活用しやすい
取引数量を小さくすれば、損失額を抑えやすくなる一方で、利益額も小さくなります。
たとえば1通貨で取引する場合、大きな利益を狙う用途には向きません。
ただし初心者にとっては、実際のお金を使いながら、注文方法や決済、損切り、損益の動きなどを少額で経験できる点はメリットです。
最初から利益額を大きくすることを目的にせず、実際の取引に慣れるための練習として少額取引を活用するという考え方がよいでしょう。
SBI FXトレードの取引コスト|スプレッド・手数料
FX会社を比較するときは、取引手数料だけでなくスプレッドも確認しましょう。
口座開設費・口座維持費・取引手数料は無料
SBI FXトレードでは、
- 口座開設手数料
- 口座維持手数料
- 取引手数料
- ロスカット手数料
が無料です。
クイック入金も1,000円以上から利用でき、入金手数料は無料です。一方、通常の振込入金では振込元などによって利用者負担になる場合があります。
ただし、手数料が無料だからといってFXの取引コストが完全にゼロになるわけではありません。
スプレッドは実質的な取引コスト
FXでは売値と買値に価格差があり、この差をスプレッドと呼びます。
SBI FXトレードでは、注文数量によって次の4つの区分があります。
| 区分 | 注文数量 |
|---|---|
| 第1区分 | 1~100万通貨 |
| 第2区分 | 100万1~300万通貨 |
| 第3区分 | 300万1~500万通貨 |
| 第4区分 | 500万1~1,000万通貨 |
※2026年9月時点。スプレッドの数量区分や提示条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
→ SBI FXトレード公式|スプレッド実績を確認する
特に取引数量を増やす場合は、自分が実際に注文する数量帯のスプレッドを確認することが重要です。
SBI FXトレードのスマホアプリ・取引ツール
SBI FXトレードでは、
- WEB NEXT
- スマホアプリ
- Rich Client NEXT
などの取引ツールを利用できます。
スマホアプリでは「かんたんモード」と「標準モード」を切り替えて利用できます。
初心者の場合は、まず、
- レートを見る
- チャートを確認する
- 注文する
- ポジションを確認する
- 決済する
- 損切り注文を設定する
といった基本操作に慣れることが大切です。
取引ツールの使いやすさには個人差があるため、自分が利用したい注文方法やチャート機能も確認しておきましょう。
SBI FXトレードはどんな人に向いている?
SBI FXトレードは、特に次のような人が検討しやすいFX会社です。
少額から実際のFXを経験したい人
1通貨から取引できるため、最初から大きな取引数量を持ちたくない方に向いています。
取引数量を細かく調整したい人
1通貨単位で数量を設定できるため、資金や許容損失額に合わせて調整しやすくなっています。
スマホ中心でFXを始めたい人
初心者向けの「かんたんモード」が用意されているため、スマホを中心に利用したい方も検討しやすいでしょう。
一方、
- 1通貨取引を必要としていない
- 大口取引時のスプレッドを特に重視する
- 特定の取引ツールや機能を最優先したい
という方は、他のFX会社も比較したうえで選ぶとよいでしょう。
SBI FXトレードとSBI証券のFXは同じ?
SBI FXトレードとSBI証券には、どちらにもFXサービスがありますが、同じサービスではありません。
SBI FXトレードの「SBI FXTRADE」は、1通貨から取引できるのが大きな特徴です。
一方、SBI証券のFXとは最低取引単位や取扱通貨ペア、取引ツールなどの条件が異なります。
名称が似ているため、口座を開設するときはどちらのFXサービスなのかを確認して申し込むことが大切です。
SBI FXトレードの口座開設前に確認したいポイント
SBI FXトレードを検討するときは、1通貨から取引できることだけでなく、次の点も確認しておきましょう。
- 1通貨取引でもFXには損失リスクがある
- 必要証拠金だけでなく余裕資金を用意する
- 自分が取引する数量帯のスプレッドを確認する
- ロスカットルールを確認する
- 最新の取引条件やキャンペーンを公式サイトで確認する
SBI FXTRADEでは、証拠金維持率が50%を下回った場合にロスカットが行われ、100%および60%を下回った時点でアラーム通知が行われます。
ただし、ロスカットがあるからといって、損失額が必ず一定範囲に収まるとは限りません。
急激な相場変動などでは想定より不利な価格で決済される可能性もあるため、ロスカットだけに頼らず、自分で損切りと資金管理を行うことが重要です。
SBI FXトレードの口座開設から取引開始までの流れ
SBI FXトレードの個人口座はオンラインから申し込めます。
1.公式サイトから申し込む
口座開設ページから必要事項を入力します。
氏名、生年月日、現住所などは、提出する本人確認書類と一致している必要があります。
2.本人確認・マイナンバー確認を行う
口座開設には本人確認書類とマイナンバーの提出が必要です。
SBI FXトレードでは、「マイナンバーカードで認証」や「スマホで撮影」などによる提出方法が案内されています。
3.口座開設審査を受ける
申し込み内容や提出書類などをもとに口座開設審査が行われます。
審査基準の詳細がすべて公開されているわけではないため、「この条件なら必ず審査に通る」と考えることはできません。
入力内容に間違いがないよう確認して申し込みましょう。
4.入金して取引を始める
口座開設後、取引口座へ資金を入金すれば取引を開始できます。
1通貨から取引できる特徴を生かすのであれば、初心者は最初から大きな数量にせず、自分で管理できる範囲から始めるとよいでしょう。
まとめ|SBI FXトレードは少額からFXを始めたい初心者が検討しやすい
SBI FXトレードの大きな特徴は、1通貨から取引できることです。
最初から1,000通貨や1万通貨で取引する必要がなく、自分の資金や経験に合わせて取引数量を細かく設定できます。
特に、
- 少額からFXを始めたい
- 実際のお金を使って小さな取引から経験したい
- 取引数量を細かく調整したい
- スマホでも取引したい
という方にとって、検討しやすいFX会社です。
一方、1通貨から取引できてもFXの損失リスクはなくなりません。
また、SBI FXトレードでは注文数量によってスプレッド条件が変わるため、実際に取引する数量の条件を確認することも重要です。
「1通貨から始められる」という特徴だけで決めるのではなく、スプレッド、取引ツール、ロスカットルールなども確認し、自分の取引目的に合っているかを判断しましょう。

