SBI FXトレードでは、口座全体の証拠金維持率が一定水準まで低下すると、保有しているポジションが強制的に決済されるロスカットが行われます。
通常のSBI FXTRADEでは、証拠金維持率が低下すると100%・60%・50%の段階でアラームや新規注文の取消、ロスカットなどが行われます。
この記事では、SBI FXトレードのロスカットルールや証拠金維持率、証拠金規制との違い、ロスカットを避けるために確認したいポイントを解説します。
SBI FXトレードのロスカットルールとは?
SBI FXTRADEのロスカット判定は原則20秒ごとに行われ、ロスカット手数料はかかりません。
ロスカットは、相場が予想と反対方向へ動いたときに損失がさらに拡大することを抑えるための仕組みです。
ただし、損失額を保証する仕組みではなく、相場が急変した場合にはロスカット水準を超えた価格で約定することもあります。
具体的な証拠金維持率の基準を見ていきましょう。
SBI FXトレードの証拠金維持率は100%・60%・50%を確認する
SBI FXTRADEでは、証拠金維持率が低下すると段階的にアラームやロスカットが行われます。
主な基準は次のとおりです。
| 証拠金維持率 | SBI FXTRADEで起こること |
|---|---|
| 100%を下回る | アラーム通知・未約定の新規建玉注文を取消 |
| 60%を下回る | アラーム通知 |
| 50%を下回る | 全ポジションをロスカット |
証拠金維持率100%を下回ると新規注文が取り消される
口座全体の証拠金維持率が100%を下回ると、アラームが通知され、未約定の新規建玉注文が取り消されます。
この段階では、まだロスカットではありません。
ただし、証拠金に余裕が少なくなっている状態なので、保有しているポジションや口座資金を確認した方がよいでしょう。
証拠金維持率60%を下回ると再度アラームが通知される
証拠金維持率がさらに低下して60%を下回ると、再度アラームが通知されます。
ロスカット水準の50%に近づいているため、より注意が必要な状態です。
証拠金維持率50%を下回るとロスカットされる
証拠金維持率が50%を下回ると、保有しているすべてのポジションが強制決済されます。
つまり、
100% → アラーム・新規注文取消
60% → アラーム
50%未満 → ロスカット
という流れで覚えると分かりやすいでしょう。
SBI FXトレードの証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、現在の口座資産に対して、保有しているポジションに必要な証拠金がどの程度あるかを見るための指標です。
証拠金維持率が高いほど証拠金に余裕があり、低くなるほどロスカットに近づきます。
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率は、次のように計算します。
証拠金維持率=資産評価額÷取引必要証拠金×100
たとえば、
- 資産評価額:10万円
- 取引必要証拠金:5万円
の場合、
10万円÷5万円×100=200%
となります。
相場が予想と反対方向へ動いて評価損が増えると資産評価額が減少し、証拠金維持率も低下します。
また、取引数量を大きくすると必要証拠金が増えるため、同じ口座資金でも証拠金維持率は低くなりやすくなります。
SBI FXトレードのロスカットと証拠金規制の違い
SBI FXTRADEには、ロスカットとは別に証拠金規制があります。
どちらも証拠金維持率に関係しますが、判定されるタイミングや対応方法が異なります。
ロスカットは証拠金維持率50%未満で行われる
ロスカットは、取引中に証拠金維持率が50%を下回った場合に発動します。
原則20秒ごとに判定され、ロスカット水準を下回ると全ポジションが強制決済されます。
証拠金規制は営業日終了時点で判定され、期限までに不足を解消する
証拠金規制は、各営業日の取引終了時点で証拠金維持率が100%未満となっていた場合に発生します。
証拠金規制となった場合は、
- 不足している証拠金を入金する
- 保有ポジションの一部または全部を決済する
- 入金とポジション決済を組み合わせる
などの方法で不足額を解消する必要があります。
原則として翌営業日の取引終了30分前までに不足額を解消できなければ、保有しているすべてのポジションが決済されます。
また、証拠金規制が発生したあとに相場が戻り、証拠金維持率が100%以上へ回復しただけでは、不足額が解消された扱いにならない場合があります。
取引画面の「取引必要証拠金不足額」が解消されていることまで確認しましょう。
SBI FXトレードでロスカットを避けるために確認したいポイント
ロスカットを避けるためには、ロスカット水準ぎりぎりまでポジションを保有するのではなく、取引数量や損切りを事前に管理することが重要です。
取引数量を抑えて証拠金維持率に余裕を持たせる
同じ口座資金でも、取引数量を増やすほど必要証拠金が増え、相場が逆方向へ動いたときの損失額も大きくなります。
SBI FXトレードは1通貨から取引できるため、初心者は最初から大きな数量を持たず、少額から損益や証拠金維持率の動きを確認することもできます。
ロスカット水準は50%ですが、50%ぎりぎりまで保有することを前提にせず、証拠金維持率には余裕を持たせることが大切です。
損切り注文を設定する
ロスカットは、自分で行う損切りとは異なります。
あらかじめ逆指値注文などで損切り価格を決めておけば、ロスカット水準まで損失が拡大する前にポジションを決済できる可能性があります。
ロスカットを損切りの代わりにするのではなく、自分の取引ルールに沿って損失を管理しましょう。
相場急変時は証拠金を上回る損失にも注意する
ロスカット制度があっても、必ず証拠金の範囲内で損失が止まるとは限りません。
重要な経済指標の発表や突発的なニュースなどで相場が急変すると、ロスカット水準を大きく超えた価格で約定する場合があります。
その結果、預けている証拠金を上回る損失が発生する可能性もあります。
そのため、
「ロスカットがあるから損失は必ず証拠金までで止まる」
とは考えず、取引数量や証拠金維持率に余裕を持たせることが重要です。
SBI FXトレードのロスカットに関するよくある質問
SBI FXトレードは証拠金維持率何%でロスカットされる?
SBI FXTRADEでは、証拠金維持率が50%を下回ると全ポジションがロスカットされます。
証拠金維持率100%を下回るとすぐロスカットされる?
いいえ。
証拠金維持率が100%を下回るとアラームが通知され、未約定の新規建玉注文が取り消されます。
通常のSBI FXTRADEでロスカットとなるのは、証拠金維持率が50%を下回った場合です。
ロスカット手数料はかかる?
SBI FXトレードでは、FX取引のロスカット手数料はかかりません。
つみたて外貨も証拠金維持率50%でロスカットされる?
いいえ。
通常のSBI FXTRADEでは証拠金維持率が50%を下回るとロスカットされますが、つみたて外貨は30%を下回るとロスカットされます。
サービスによってロスカットルールが異なるため、混同しないようにしましょう。
まとめ|SBI FXトレードは証拠金維持率50%未満でロスカット
SBI FXTRADEでは、証拠金維持率の低下に応じて、
- 100%未満:アラーム・未約定の新規建玉注文を取消
- 60%未満:アラーム
- 50%未満:全ポジションをロスカット
という対応が行われます。
また、営業日終了時点で証拠金維持率が100%未満の場合に発生する証拠金規制は、ロスカットとは別の仕組みです。
ロスカット水準まで損失を放置するのではなく、取引数量を抑えて証拠金維持率に余裕を持たせ、必要に応じて損切り注文を設定することが大切です。

